16歳年下の彼

彼女は、経済的には成功者。
セレブだ。
子育てもできるだけして、医療系の経営をこなし、借金を全部返して、あとは、たまる一方。
豪邸は２つ。古いベンツを乗り回す。

恋の話などより、いかに経営を安定させるか、お客を呼ぶか、必死に仕事をしてきた。

去年３月、運命の出会い。
イケメンの男性から、急にアプローチがくる。
ある会社の青年社長。
最初は、お金目当てでやってきたのかと思って、ずっと相手にしていなかった。

秋ごろから本気モードで毎日のようにやってくる。
ようやく話を聴くようになったのが、年明け。

そしてお付き合いが始まったのが先月。

ベタ惚れされているようだ。

おのろけ話をずっと聴く。
彼女の仕事ぶりを知っているので、恋愛に溺れることはない。
冷静に楽しんでいる。
その冷静さが相手の男性にとって、恋の炎を燃やす油のようで、男性は仕事もがんばっているようだ。

人の幸せを聴きながら、自分もご縁を大切にしたいなあ、とぼんやり考え、いや、仕事をがんばろう、という気持ちになった。

女性を磨きながら、仕事もがんばるのスタンスは変えない。

今日も良い話が聴けて、感謝。