ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

熱中症で亡くなる高齢の方々

2010年09月03日 21時05分14秒 | Weblog
私の両親は、北陸の湿気が多く夏は高温の気候の土地で二人で暮らしていた。

二人とも持病をもち、認知症の症状も出てきた。

4年前の冬、前もって連絡して帰省したが、プチごみ屋敷状態だった。

認知症の母が、それでも家事をなんとかやりくりして、ごみを捨てても、比較的軽い認知症の父がそのごみをまた拾ってくる。さすがに生ごみは拾ってこないが、もう使わないとされる空き瓶、空き缶が台所の隅々に立ち並んでいた。

10年以上前から、年に一度帰省すると、特に冷蔵庫の大掃除は私が担当だった。
だから、私にとって帰省とは身体を休めることではなく、両親の家の中を大掃除するため、話をするための帰省だった。

そして、ある年の夏、外の気温は30度なのに、居間にこたつがしてあって、その下にホットカーペットが弱の電源でつけてあった。

その中で、母は昼寝をしていた。
今ならミイラ状態で発見されたことだろうと思う。

それだけ高齢になって認知症で判断能力が衰えてくるのだ。

ニュースで高齢のお年寄りがなぜクーラーもつけないで室内にいるのか、という疑問に、それは、判断が鈍り、生き延びるための対処ができなかったに違いないと想像する。

ご冥福を祈ります。

私の両親は、田舎から、割と涼しい地域の私の住む街のグループホームに移住してもらった。
故郷を移動させてしまったことをすまないなあと思っていたが、今は、最悪の状態から、24時間介護の環境に来てもらって、良かったと思っている。

孫にすぐに会わせてあげられるのが一番かもしれない。

親の介護について、いろいろとお考えの方はいらっしゃると思いますが、高齢者だけの暮らしは、よく見に行ってあげてください。
感謝


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