息子の帰省

同じように、だいたい家に着く日程を伝えて、再会を喜ぶというより、遊びに出る予定をもって帰省した。
親戚周り、お墓参り、どんな食事を食べるか、郷里のスーパーに行くのも、楽しみだった。
東京から帰省したときは、お刺身を食べるのが楽しみだった。
郷里でしか買えないお菓子など、スーパー内を見てまわるが好きだった。

息子、自分が好む舞台のスケジュールに合わせて来たので、舞台を観て宿代わりに私が住む所に来た。
それも同じ舞台観劇が好きな、彼女と一緒だ。
彼女も同じ大学の演劇サークルに所属して、今年の春も一緒に泊まって、息子と同じ舞台に出演していた。

息子がラインで知らせてきたのは、帰ってくる日程だけなので、彼女と一緒とは、玄関に迎えるまで知らなかった。

また二人の宿なのね、と思って、準備していた夕食が二人分で間に合ってよかったと胸をなでおろした。

朝の仕事を終えて、朝食も二人の分を用意するのも、ちょっとだけ嬉しい。
息子の好きなフレンチトーストを用意して、買い物へ出かける。

いいのだ。
「自分の息子は自分にちょうどいい」という。

すべてに感謝。