札幌大通り公園内ベンチでランチ

札幌市内街中で、お昼時間の過ごし方でいいなあと思うのは、街の中心部に大通り公園が1,2キロ、帯状にあって、芝生やベンチ、噴水や遊具、コンサート小ホールもあって、のどかに時間を過ごすことが出来る場所があるのだ。

周りはビジネス街やデパートが乱立していて、家からの手作りお弁当や、コンビに弁当を広げて、ベンチに座ったり、芝生に座って食べている市民が多い。

ミュージシャンの卵が、ギター片手に歌っていたりするのをぼんやり眺めながら、緑の中でゆっくりとお弁当を食べると、身体中の細胞が生き返ってくるようだ。

鳩がお弁当の残りを欲しそうに寄ってくるが、それもご愛嬌だ。

若いカップルが、待ち合わせてお弁当を食べながら、ずっと一緒にいたい空気を楽しんでいるのを横目に見ながら、私にはそんな情熱が無いなあと気づく。

仕事の合間にも会いたい、というその情熱は、ある年を越えたら無いのか、一人でぼんやりする時間がいいなあと思うのか。

ま、そんなところは深く考えずに、初夏と春の合間の爽やかなお昼に、癒しの緑の空間にいられたのが、良かったなあと感謝する。