ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

アルツハイマー症が主人公の映画を観て

2017年11月08日 22時51分22秒 | Weblog
母は若年性ではないが、アルツハイマー症で13年、闘病して、昨年がんで亡くなった。

「アリスのままに」という映画で、主人公が若年性のアルツハイマー症で、大学教授の仕事を無くし、家族といろんな葛藤がありながら、全てを受け入れて生きていく姿を見せてくれた。

この映画を観ながら、TVモニターの横にある棚にある写真の母を見る。

アルツハイマーになった母は、自分の頭がおかしいと自覚があった。
その自分にイラついて、頭を自分で叩いていた。
悔しかったのだろうなあと思う。

母はいつも陽気で、笑顔だったり、本気で怒ったりしながら、感情豊かに最後まで生きた。
がんが発覚した後も、機嫌よく病院で2ヶ月過ごした。
最後の2週間は、意識を無くしていたが、私がそばにいる時を感じていたと思う。

「アリスのままに」という映画をTVで観るたび、母を思う。
記憶が無くなっていくってことは、どんなに悲しいことか。
でも仕方がないと受け入れざるを得ない。

娘の私を仲良くしていた母の妹と間違えた時、入居していた施設の所長は、とてもあわてていた。
私が傷ついたと思って、すぐに母に娘だよ、と伝えていた。

でも私は娘と覚えていなくても、母が私と一緒にいて喜んでいるのがわかったので、それでもいいと思った。

母との思い出をいつでもどこでも引っ張り出して楽しむ。

これを自分の息子ができるような思い出を作ったかどうか。
創る機会があるのであれば、これからでも創ろう。

すべてに感謝。


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