舞台俳優を応援する

老いた女性、偏屈で突っ走る高齢の女性役を得意とする若手女優を応援している。
前職の芸術系専門学校時代、彼女の演技を公開舞台で観て以来、ファンになった。
認知症の高齢女性を演じた彼女の演技に鳥肌が立った。
涙が出た。母に似ていた。

舞台公演を指導されている講師の方と友達になっていただいてから、人生について、いろいろ話していたことがあった。
そしてその先生を通じて一度、居酒屋でその若手女優と一緒にお酒を飲む席で一緒になった。
その時に、「あなたの認知症の高齢女性の演技は最高だった。これからも応援させてください。舞台を観ますので、出演する際は教えてください」と伝えることができた。

それ以来、彼女は律儀に彼女が出演する舞台の情報を教えてくれる。
そして小さい出演でも、必ず時間を創って観にいく。
彼女が悩みながら役作りをしているのが感じるから、応援したいのだ。

自分がもし舞台俳優を志したなら、彼女のように考えて演じただろうというのを時々感じる。
要するに、彼女のなかに自分を観る。

一所懸命な彼女。
同様にがんばる自分。
類友。
勇気をいただいている。

すべてに感謝。