大量のバナナを有意義に食べる

1年前から、取引させてもらっている八百屋さんから遺棄用のバナナをいただくようになった。
その八百屋さんと取引している、保育園でちょっと黒くなった、傷がある、といっても、果実になんの問題もないのに、納品できないバナナを取り置いて、私が管理する寮へ持ってくださるようになった。

そのバナナをふんだんに入れたケーキを焼いて、その八百屋さんにお返しするようになって、そのバナナをこちらに持ってきてくださる習慣となった。

今回は、今まで持ってきてくださった倍の量のバナナで、80センチ四方のダンボールにいっぱいある。

上に置いているバナナは傷が少ないが、下にあるバナナは、上のバナナの重みもあって、つぶれて食べられるところが少なくなっている。

いただいてすぐに、食べられる部分を選別して分けて、大きいタッパーに皮をむいたものを入れる作業をする。
その作業をしながら、もっと早く持ってきてくだされば、切り取る良くないところが少なくなっていたなあ、と思うと、発展途上国で医療が行き渡らなくてちょっとした怪我で切断してしまうまで痛みに耐えていた人々のことを想像した。

すぐにケーキに入れたほうがいいバナナの果実に、レモン汁をふりかけてタッパーに蓋をして、焼く予定の土曜日まで待ってねと伝える。

すべてに感謝。