本日も晴天なり、あーうー。
日中、仕事の合間に撮影をした。
まずは六本木ミッドタウン。
信号標識によれば、正式名称は東京ミッドタウンなのだろう。
六本木といえば、夜の街のイメージが強いし、実際にもそうである。
欲望渦巻く陰なる東京を象徴するエリアであることに疑いはない。
しかし、日中の姿はなんと「美」なることか。
陰陽両面を常に内包した世界(宇宙)を象徴するような風景。
もちろん、本日とらえたのはその「陽」なる一面。
この陽なる情景の内側、つまりはオフィスビルの中では「陰」なる感情に支配された人々がたくさん働いていることだろう。
正面の公園エリアに足を踏み入れると、人工的でありながらも調和を以てデザインされた緑の世界が広がる。
緑と人造物のコントラスト。
いかにも都心のようでもあり、地方の芸術施設のようでもある。
公園内は、キャンプ場のような設備が展開されていた。
まさかこんな都心で心和む空気感を味わえるとは。
とはいえ、極彩色と表現したくなるようなカラーリングなのは、都会だからだろうか。
六本木には馴染むが、自然とは調和しない。
が、写真に収めるのは面白い。
日本語が全く見当たらないショップ。
海外情緒というよりも、西洋のどこかの国に占領されてしまったかのような寂寥感を覚えた。
たぶん、私だけ・・・・・・
気を取り直して、公園内を散策。
真夏らしい噴水オブジェが片隅でひっそりと飛沫を上げていた。
ここの公園、檜街公園と呼ばれているらしい。
まさに、都市の真ん中に穿たれた小さなオアシスの様相。
山中の源流部のごとき流れが再現されていて、せせらぎと蝉の声に癒される。
萩藩毛利家下屋敷跡。
長州藩のお殿様は、人工密集する江戸にあってこんな優雅な暮らしをしていたのかなぁと夢想。
樹木と池と家屋。
秋や冬や春も美しいのだろうけれど、夏ならではの庭園風景も絶品。
公園を後にして、乃木坂界隈を目指して歩く。
関東平野と言いながら、高低差は激しい。
それがさらに美観を生み出している。
最後は乃木神社。
この界隈は山口県とのゆかりが深いようだ。
乃木希典大賞を祀った社。
建立されたのはわずか100年ほど前。
たくさんの人間を死に至らしめた指揮官が「軍神」として崇められていることに微妙な感情。
現代では考えづらいかも……
鮮やかな赤に彩られた赤坂王子稲荷神社。
きれいに保管管理されている旧乃木邸。
境内の目の前は、千代田線乃木坂駅入口。
わずかながらの散歩で宇宙の陰陽を体感し、さまざまな感情に押し流されたお散歩はここでおしまい。
本日撮影に使用したのは、中古でレンズキット3万円台で購入したちっぽけなミラーレス一眼、NIKON1 J5。
本体は、タバコの箱よりちょっと大きい程度。
7年前の旧製品ながら、iPhone12 Proとは比較にならない綺麗な写真を提供してくれる。
仕事中にカバンに潜ませてどこでも活躍してくれる優れもの!!!