天上天下唯我独尊

成熟したマーケット?

ヴェゼルとCX-3を比較する記事も増えてきた。

注目度の高いコンパクトSUVから気になる2台を徹底比較!


で、世の中はすでに結論を出していて、発表から1年も経過していないのに、
CX-3はBEST 30から姿を消してしまった。(2015年12月)




過去の記事に書いたように、SUVとしての機能美とコンパクトカーとしての軽快さに欠如しているからだろう。
発表直後は人気が出ても、素性が悪ければロングセラーとはならない。
CX-3を買うなら、コンパクト目当ての人はデミオ、SUV欲しい人はCX-5の方がいいに決まっている。

そして、デビュー直後から酷評していたスバル「レヴォーグ」も、圏外間近。買った瞬間に中古車気分を味わえるデザインの旧さとCVTが敗因だろう。CVTなのにカタログにはリアルトロニックとしか記載しないあざとさも一因か?
SUBARUは、日本国内ではCVTを捨てる英断するべきだろう。もはや、「ミニバン/エコカー用変速機」というイメージは覆せない。「スポーツ」イメージのスバルが「前時代の変速機」を積んでいるのは、致命傷だろう。

もちろん、「売れている車=いい車」というわけではない。

だが、安くて新型でスタイリッシュ(マツダの考える)なCX-3よりも、高くて旧くてオーソドックスなランドクルーザーの方が売れているのを見ると、日本のマーケットもだいぶ成熟してきたのだなぁと思った。今時、都市部及び郊外で車にこだわり持って購入するのは中年以上の「目が肥えた人」がメインなのだろう。

車を移動手段と考える大多数の人は、「エコカー」「ミニバン」「コンパクトカー」から選択しているのが判る。

ニッチなSUVには、燃費よりも「走行性能(素性)」「パッケージング」「デザイン(内外装)」こそが問われるということだろう。SUBARUがフォレスターのデザインを「JEEPのようにもっと無骨」にするか「ヴェゼル/エクストレイルのように都会的」にするかして、DCTを搭載したら無敵だと思うのだが、そうしないのがSUBARUらしさと言えばそうなのかもしれない・・・。

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