最大の理由はヴェゼルに対して不満点がほとんどなかったことだろう。
しかし、5年経過すると、比較した新車の方が素晴らしい点が多かったことも確かだ。
最後に、検討した車についての感想を。
<RAV4>
ジープ コンパスに似たデザインだなと思う。
しかし、実車を見ることはなかった。価格帯が一つ上だった。
RAV4のくせに、120系プラド新車価格より高かったので対象外。
<CX-5>
内装が旧型より格段と良くなっていた。
エクステリアも非常にデザインが洗練されている。(ドイツSUV系なので並ぶとかえって惨めだけど)
安全装備も充実しているし、価格も予算内でコスパは最高。
ガソリン車(2500ccターボ)とディーゼルに試乗したが、
個人的には圧倒的にガソリン車が良かった。
ディーゼル車は登坂加速の気持ち良さだけで、頭が重いのでハンドリングの軽快感が損なわれていた。
それに、スノボと渓流釣りのためとはいえ、私の使用用途は都内移動と買い物ちょいのりがほとんど。
ディーゼルの恩恵よりも、デメリットの方が大きい。
ヴェゼルと比べると、大きさだけでなく、すべてがワンランク上なのに同価格帯。
ガソリンNA2500CCなら、燃費以外に目立ったネガはない。
旧型CX-5のネガが丁寧に消しこまれた、とても良い車だと思った。
<フォレスター>
CX-5が見た目をワンランク上に仕上げているとしたら、フォレスターはボディとハンドリングの基本性能がワンランク上だ。
とくにかく、ボディーの剛性感は圧倒的。
さらに、コーナリングした時の追従性や乗り心地も感動レベル。
内装とエクステリアの「イケてない感じ」を、完全にカバーできる完成度。
しかし、最大の問題は変速機。CVT。
出足の不自然さ、中間加速のもたつき。我慢できないレベル。
ここが全く改善されていなかった。
基本性能が圧倒的なのに、この変速機のせいで、全く楽しくないのだ。
いうなれば、高速道路専用ツーリングカー。
2500ccNAエンジンと、2000CC e-BOXERに試乗したが、
2500ccエンジンの不快感は、乗るほどんに不満に感じそう。
一方で、2000cc e-BOXERは、CVTが不自然な挙動を示す前に、電動モーターから直で動力が加わり、ネガを解消できていた。
購入するなら、迷うことなくe-BOXER。
しかし、CVTのネガを消すためにハイブリッドにして重い電池積むなどと言うのは本末転倒で、最初からDCTかトルコンATを積んでおけば良いだけの話。
とても魅力的な車なのに、全くスポーティーに感じられない加速フィールがとても残念。
<ヴェゼル>
フォレスター、CX-5に比べていまなお良いなと思えるのは、内外装のデザイン。
ただ、フォレスターに乗った後だと、ボディがペナペナ、所詮フィットだなと悲しい気持ちになった。
2ランクくらい、車格が違うイメージ。
接地性もフォレスターと比べるべくもない。
ただ、軽いと言うことは圧倒的に有利。
挙動に落ち着きはなくなる反面、FFベースAWD車の宿命であるフロントへヴィーな重苦しさを全く感じない。
また、1500ccエンジンが素直に高回転し、その動力をダイレクトに伝えるDCTの心地よさは、他の追随を許さない。
結論として、
トータル・バランスなら、CX-5。
高速道路使う長距離運転メインで街中をほとんど走らないなら、フォレスター。
という感じだった。
車の性格をひとことで表現すると、
CX-5「ゆったり」
フォレスター「がっちり」
ヴェゼル「すいすい」
という感じだろう。
<ヴェゼルを乗り続けるにあたって>
なぜ乗り続けるかといえば、「不満な点がない」ことに尽きる。
しかし、1点だけ我慢できない欠点を挙げるとしたら、「オーディオの音の悪さ」だ。
それはもう、軽自動車でももう少しマシなんじゃないかと思えるレベルで薄っぺらい音。
乗り続けるにあたり、スピーカーをパイオニアTS-C1730Sに交換し、デッドニング処理することにした。
不満点を潰してのり続ける、人生初の選択となった。
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