下北沢というと、ごちゃごちゃした古い街並みという印象が強い。
サブカルの街などと呼ばれて人気があるそうだが、小田急沿線の住民ながらあまり興味がなかった。
住むんだったら、もっと落ち着いている雰囲気の方が好き。
だけど、景色として眺めるとなんとも味がある。
なつかしい昭和感というか、ほどよいサビれ感というか、六本木や恵比寿にはない「ひなびた感」と「村祭り感」があるからだ。
まあ、村になんて棲んだことないのだけれど…
ところが、最近は駅周辺を再開発していて、ガラにもなくハイソな感じさえ出てきている。
いわゆる、貧乏学生がタムロするイメージから、ある程度余裕のある大人の街へ脱皮しているかのよう。
あちこちで工事をしていて、昭和と令和が交錯する過渡期ならではの混沌とした景観が拡がっていて実に面白い。
で、今も昔も変わらないのが音楽の街というイメージ。
散歩していたら、2nd STREETの楽器専門店を見つけた。
お目当てのYAMAHAベースは置いていなかったけど、あったら衝動買いしちゃってたかも。
miwaさんも、下北沢LOFTでアマチュア時代を過ごしたようだし、たくさんのバンドにゆかりあるライブハウスがあちこちに点在している。
ベースを手にして8ヶ月、ようやく弾けるようになってきた。
憧れのNEW ORDER ピーター・フックとTHE CURE サイモン・ギャラップになりきって好きな曲をカバーするのが本当に楽しくて、毎日欠かさず演奏するくらいドハマり。
コロナに負けず、コロナを楽しむ。
感染拡大しているけど、いまはそんな余裕がある。
下北沢、また近いうちに足を運んでしまうことだろう。