ボンボンを買いに・・・

好きなこと、好きなもの、思ったこと、イロイロ。

悩ましきは、材料の壁。多すぎ?少なすぎ?外国料理の宿命。

2015-07-05 22:14:11 | 日記

そういえばよ。私は仕事をしてない頃ドイツ語を学んでいて、NHK教育テレビの「ドイツ語会話」を見てた。

その中に料理コーナーがあって、門倉多仁亜(たにあ)さんがドイツ料理を教えてた。

テキストも残ってるよ。2002年・・・もうそんなに昔か。。。

 

 

 

その中でも特に「グーラッシュ」という料理が気になってた。もともとはハンガリー料理だけど、ドイツでもよく作られるらしい。

当時、聞き慣れない料理名と思った記憶があるけれど、今ネットで検索したら、ずらずらレシピが出てくるね。

この十年余りでひそかに浸透してきた?つうことは、日本人好みの味なんかな。

 

 

要は牛肉のトマト煮込み。でもビーフシチューと違うのは、パプリカで風味をつけるトコ。

あと、タニアさんのレシピではワインでなくビールを使ってた。(さすがにドイツ風)

それから仕上げに落とす、生クリームとサワークリーム。

 

 

当時、作ってみたいと思いながらもこのあたりがちょっとネックだった覚えが・・・

これってたぶん、ビールをわざわざ買ってきて作る料理じゃないんだよね。

余って気の抜けたビールの使い道、って感じなんやない。でも、ウチはビール余んないの。

それにほら、サワークリームって買うと結構量があってさ、しかもレシピで使う量って少しじゃない。

余らせると、ちょっとね。生クリームならまだ使い道があるけど、サワークリームは・・・って。。。

 

 

グーラッシュのイメージ図

 

 

外国の料理を作りたいと思ったとき、こういう壁?つうか、ちょっとした違和感?にぶつかることって結構あって。

たいていレシピに使う材料が多すぎる、あるいは少なすぎる。そもそも材料が手に入らないとか、イロイロ・・・

 

 

んまぁ材料が手に入らないつうのは、今の世の中よっぽどのことだと思うわね。

近所の店では売ってなくても、ネットで世界中のほとんどのものは手に入るわけだし。

それでもダメならナンカで代用する手もないわけではない。

モンダイは、使う量が多すぎ、あるいは少なすぎって方かなあ。。。

 

ウチにある外国料理本。イケメンシェフはイギリス人。

 

このグーラッシュの場合、サワークリームは「少なすぎ」。

レシピでは大さじ1しか使わないのに、日本で手に入るサワークリームって半カップは入ってるのよね。

生ものだし、余らせて腐らせるのもバカらしい。

「開封後は早めにお召し上がりください」・・・て絶対書いてあるんやで。この手のモンには、な?な??

 

 

そしてビールは・・・あえていえば「多すぎ」?

だってウチでは飲む量しか買わないし、しかもその日に飲みきる量しか開けない。

料理に回せるほど余らないから(絶対)、そのためにわざわざ買ってくるのもバカらしい。。。

 

 

「シンプルクッキング」の中身をちらり。ボルロッティだのパンチェッタだの。。。


ね。結局、材料をそろえるのが不経済なんだよね・・・高くついてしまうのだ。

ハレの日のごちそうならいざ知らず、普段の家庭料理ってそういうものじゃないはず。

日本に紹介される外国料理って、ごちそう料理もあるだろうけど、なにげなーい「おふくろの味」もいっぱいあると思うのね。

レシピを見て「あっおいしそう」って興味をひかれても、材料が高くついてしまうんじゃぁ。。。

 

 

私の場合、そういう不便を感じるのって、先ほど言った生クリームやサワークリームなどの乳製品、肉類、果物。

・・・そんなのが多いかな。

乳製品は「少なすぎ」。だけど、肉や果物は「多すぎ」。

日本じゃぁ、しかもこの東京では、肉や果物高いのよ・・・

ドッカーンとお肉のカタマリ料理とか、あとフルーツたっぷりのケーキとか。

美味しそう!作りたい!!って・・・・思うけどねぇ。

あれって肉や果物が腐るほど有り余ってる地方やお国のレシピなんでしょう。

そのまんま、ウチの料理として定着させてしまうには、どうしても無理があるのだ。

 

 肉料理はド迫力!ラムレッグに丸ごとチキン。

 

例えばよ。あれがサワークリームでなく味噌だったら・・・

いつも冷蔵庫にあって普段からさんざん使うものだから、余った場合を気にする必要もない。

ね?そうじゃないですか。

サワークリームの代わりに味噌を使うか(例えばですよ)、もしくはサワークリームを普段からさんざん使うか。

選択肢はこの二つしかない。普段の家庭料理と、お店で出す料理&ハレの日の料理の決定的な違いってそこなんス。

 

 

ムリなレシピは、おのずとハレの日だけに作るか、あるいは安価で手近な材料で代用するか。

そうなってしまう運命なんよね。いくらネットでグローバルの時代とはいっても、普段の料理に限ってはそうはいかない。

日本では世界中の料理が食べられる・・・・って聞いたことはあるけど、金に糸目をつけなければ、の話ざんしょ。

 

 

お金さえ出せばどんなものでも手に入る今の時代、店の高級料理やハレの日の料理の方がずっとカンタンかもしれない。

おウチの経済状態と相談しながら知恵を絞る。そういう普段の家庭料理の方が、実はずっと難しいわけ。

ウチらがんばってるーーがんばってるーーーって、、、ありゃりゃ?今回はこんな話で終わってしまった。。。

 

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