円安１４５円に迫る

今日のドル円の為替レートは、１４４円まで円安が進み１４５円間際となっているが、軽く突破され１５０円に向かうのではないでしょうか。

 

なぜならアメリカの景気は底堅い状況との認識が広まっており、円を売ってドルを買う流れはすぐに変わることは無いだろうし、投機筋が輪をかけて円を売るだろうから、円安ドル高はしばらく続くと思える。

 

このまま円安が続けば、原油高と円安のダブルパンチで、１０月以降も追加値上げが実施されるのが目に見えそうである。

 

さてこの円安を抑える方法は、今のところ何も見えていない、アメリカの景気がこれから悪くなるのであれば、ドルを売って円を買いに走るが、日本がアメリカ景気の足を引っ張るわけにはいかないので、円安には手も足も出ない状態だろう。

 

今後、年末から年明け以降も原油高と円安のダブルパンチが解消するとは思えないので、物価上昇による物余り現象なども起きるのではないだろうか。

いずれにせよ、経済のＶ字回復を期待するのは程遠い話である。