私の住む山口県は初代内閣総理大臣の伊藤博文さんを育てました。
伊藤博文さんをちなんで歴代総理の直筆の書を集める資料館があります。
同資料館で安部首相の書の贈呈式が7月27日に行われました。
「楽在人和(楽しみは人の和にあり)」
とても達筆で暖か味のある書です。
贈呈式では安部首相のメッセージが披露されました。
「楽在人和」の言葉の大切さについてです。
人と仲良くすることこそ本当の楽しみがある。
対話やお互いを思いやる心の大切さと言う意味です。
とても素敵で寛大な言葉です。
安部首相は就任以来、45ヶ国以上を訪問しています。
各国との友好をとても重んじた交友だと思います。
ただ中国とは一年半たった今も首脳会談が実現していません。
首相は「課題があるこそ対談しなければいけない」と話します。
この言葉を聞くと、首相は「平和的外交」の理念があると感じます。
ただ「集団的自衛権」が中国との距離をひろげる結果は現実ですね。
集団的自衛権が「人の和」を構築できない性格を有することは「心」の外交に障壁を築いてしまいます。
国境を越えた「人の和」を構築するには、日本の「軍事力」の性格と目的を整理する必要があると思います。
いまから政府で集団的自衛権の法整備に議論がされていくと思います。
与野党共同で賛否両論の内容の深い議論に期待します。
そして我々国民も議論に参加できる場を設けて「国民的議論」を大きく展開しなければなりません。
一歩間違えば「日本崩壊」のシナリオが潜伏していることを意識しなければいけません。
一人の高校生が訴えます。
第二次世界大戦で多くの兵士や民間人が亡くなったことを授業で学びました。
何の罪もない人々がなぜ死ななければいけなかったのですか。
戦争は残酷だと思います。
首相は「平和国家としての日本の歩みは変わらない」と言います。
でも、その言葉は僕は信じることはできません。
なぜなら「集団的自衛権」は戦争へと繋がると思います。
人を殺したくありません。
殺されたくありません。
首相にもご家族や親戚がいますよね。
戦争があれば家族を兵士にする覚悟はあるのですか。
身近な方々に悲しい思いをさせてもいいのですか。
今なら間に合います。
日本の平和を保ってください。
集団的自衛権について閣議決定を再考してください。
切実に深く身にしみる訴えです。
高校生は勉学に励み良き社会人になるための大切な時期です。
その時期に戦争の不安を抱きながら日々を過ごしています。
私達の学生の頃には考えたことのないことです。
そんな苦しみを子供から大人まで与えている現実を政治家の方々は自覚してください。
あなた達の行動で私達国民の未来が託されていることを・・・・
女子高生が友達を殺害する事件が報道されています。
とても悲惨で心が痛みます。
改めて私達は「命の尊さ」を学び確認しなけれいけません。
「命の尊さ」を子供に学習させることはとても大切です。
「集団的自衛権」はその教育に大きな矛盾を与える性格を有しています。
「国民の道徳」の理念を合理的に誠実に構築することが大きな課題です。
「命の尊さ」を世界共通の生活行動に取り入れるべきです。
「戦争撲滅」への道のりへの手がかりを継承させる責務が今生の私達の使命ではないでしょうか。
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