花火
打ち上がる大輪の花火を
為すすべもなく
ただただ
ぼんやり見つめた
あの蒸し暑い夏の夜
棒のように立ち
頭上に広がる火花を
ただただ
目に焼き付けた
そうするだけで
精一杯だった
時を巻き戻せないなら
一層の事
爆発音で
心臓が弾け飛べばいい
花火よ
私 目がけて
飛んで来い
今年も また
あの蒸し暑い夏の夜が
近づいてきた
ひしひしと
忍び足で…
どかどかと
足踏みしながら…
死んだって
しょうがなかったろ?
死んだって
スッキリしなかったろ?
死んだって
…
残ったものは
あなたも
私も
後悔だけ
今年も また
あの蒸し暑い夏の夜が
やって来る
打ち上がる大輪の花火を
為すすべもなく
ただただ
ぼんやり見つめた
あの蒸し暑い夏の夜
棒のように立ち
頭上に広がる火花を
ただただ
目に焼き付けた
そうするだけで
精一杯だった
時を巻き戻せないなら
一層の事
爆発音で
心臓が弾け飛べばいい
花火よ
私 目がけて
飛んで来い
今年も また
あの蒸し暑い夏の夜が
近づいてきた
ひしひしと
忍び足で…
どかどかと
足踏みしながら…
死んだって
しょうがなかったろ?
死んだって
スッキリしなかったろ?
死んだって
…
残ったものは
あなたも
私も
後悔だけ
今年も また
あの蒸し暑い夏の夜が
やって来る