坂口勝 Stage Site~ECHOES~ 

シンガーソングライター・パーカッション坂口勝/TAP DO!/GADOGADO/FLYING RODステージ日記

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ヨーロッパツアー2009から。その1

2009-02-09 02:54:13 | Diary
皆さん、こんばんは!またしでかしちゃいました!ロンドンに大雪をもたらして帰国できずっ!!
あはは・・・数々の雨男伝説があれど・・・帰国できなかったのは初めてですっ。

写真はツアー4本目のコンサートを終えた翌日の26日!コンサートの前半戦を終えてのオフの日です!!ベルギーはホテルの場所がなんとなくどの辺にあるのか、とか、この通りはどこの道だとかが分かるので、自由気ままに歩きます。

メンバーのつるさんとたつさんがじゃあ、お土産買ったりしたいから案内してよ。・・・とおっしゃったので、「はい、任せてくださいっ!」と引き受け、ホテルから徒歩30分ほどのグランパレスまで遠足。ここから見る景色が良いんですよ・・・とかなんとか言いながら知ったかぶりのガイド気分だったんですが・・・だんだん、笑えなくなってきた・・・1年前の記憶って恐ろしい・・・いつ頃からか見たことのない町並みになってきた・・・でも・・・そんなこと絶対に言えない・・・(笑)。やっとの思いでたどり着いた目的地!所要時間は倍の1時間!!!メンバーは「・・・ま・・まあ、色々見れたから・・・」と。なんと優しい先輩ミュージシャン!!笑顔ではあるものの、「じゃ、まーぼー、早速コーヒー屋さんでコーヒー飲もうか・・・」と言ったつるさんは、実は相当歩きつかれていたことでしょう(笑)。
グランパレスの大広場のすぐ横に一軒のコーヒー屋さんがあり、実はこれ、東京でも目にするチェーン店・・・日本でも本格派のヨーロピアンコーヒーが飲めるらしいんですが、俺は知らなかった・・・。

だけど・・・やっぱりなんか違う、雰囲気というのか、ヨーロピアンなコーヒーはやっぱりヨーロッパで飲むに限るっ!!

何が違うかって・・・まず、第一に「商売っ気」が見えづらい!!って言うか「無い!」(笑)。 「ボンジュール・・・」って言って入っていくと「ボンジュール」っと帰っては来るものの、誰も動き出そうとしないっ。フランス語は喋れないので(フランス語に限らず・・・。)「どこでも座っていいのか?」と言うニュアンスで席を指差すと「○×△●◎▽~」と言いながらにっこりとする。きっと座っていいのだろう・・・。「ドゥ・カフェ・・・」と頼むとうなずきながら、席を指差す・・・きっと持っていくから座ってていいよって事なんだろうが・・・その間その店員の美しい女性は椅子に座りっぱなしだ・・・。俺も俺で、女性を前にうろたえるのもかっこ悪いと思って「ああ・・・そうだったね、じゃあ、頼むよ・・・。」的な?
お髭のマスターと思しき人間と一人の客と座って話しているその人は前掛けをしていなければ店員と分からないほどだ・・・これだけ、適当な接客なら、日本人が店を出してガッつり接客すれば大繁盛の予感・・・でも・・・考えたのは、この雰囲気が自分は好きなのかもな~という事。店員が余りにもマイペースでなんだか自分までも大切にしたい空間が守られてる感じ・・・。どこから来ても、何をしてても、いいじゃない!自分の時間をこのコーヒー屋さんで過ごせたら・・・気に入ったらまた来て頂戴・・・そんな感じが気に入って、現に翌日もこの店にコーヒーを飲みにきている。話せば温かく・・・余計な干渉はしない・・・そんな気遣いがここにはある気がする

それはそうと、俺はメンバーと一緒にいても、一人でいても、なぜか声をかけられる・・・なめられているのか俺っ? ま、色んな人と話をするのが好きなので、嬉しいことですが。パスポートコントロールでも色々聞かれる・・・それから、ホテルのフロントの前を通ると「お兄さんっ、どこから来たの?」とか・・・ホテルの食事中も一人の女性が自分の食事を手にとって歩いてきたかと思うと・・・「日本の方??」と。フランスのホテルでは「ミュージシャンでしょ~?」と声をかけられワイのワイの・・・。そういえば去年もどこかの国で2人の女性客に「音楽やっているの?」と聞かれ、長々と話したことが・・・その時は向こうも英語が話せずになんだか伝わっているんだか伝わっていないんだか・・・。ロンドンでは音響のスタッフのロブ(名前)がジャグリングのプロで・・・休憩時間に一緒になってわいわい遊んでました・・・他にイギリス仲間も加わって4~5人でわいわいと!
なんだか色んな人が集まってくるなあ・・・。つるさんがパスポートコントロールの際に、「なんでマーボは色々話しかけられるんだろうなあ・・・?」と言ったのを聞いてあらためて気づきました・・・そ~言えば、そうだな・・・と。

そんなこんなで忙しいながらもヨーロッパの風を感じる余裕が出てきた今回のツアー・・・まだまだ珍道中がいっぱいです。

MASARU