実家の母(齢九十)が体調を崩した。
様子を見に行く。
軽い捻挫らしく、歩けないので紙パンツ。
体力もだが、気持ちが落ちている。
話しながらよく泣く。
まず食欲が湧かないことが悲しいという。
その外にも色々。
聞きながらカチンとくることもたびもびだが、
同居の息子(つまり私の弟)には話せないことも
あるのだろう、いままで胸に畳んできたのだろう、とかわいそうになる。
食欲はないとは言いながら、
空腹になるとバナナやカットパイナップルはよく食べているよう。
朝はお茶程度で10時半くらいになるとお腹がすく,というので、
その時をねらってお膳をととのえる。
年寄りにはスピードが命。
薬味もその場で切ってあげれば香りもごちそうになる。
冷ややっこ6分の1丁にネギとミョウガの薬味をたっぷり。
小さなおにぎりにカリカリ梅添え。
トマトの味噌汁(煮干しだし)。
昨晩の焼いた豚の味噌漬け3分の1切れ。
よく食べてくれた。
夏の暑さのせいか、年齢のせいか、
やはりさっぱりした味覚がよいよう。