骨董品収集品の記録

自分の集めたアンティークを載せてます

古伊万里中皿

2024-04-13 19:13:00 | 日記
今日届いたお皿です。
他にも色々買っているのですが見解をいただきたく、順番をすっとばしてご紹介です。
藍九谷染め付皿江戸初期とのことで出ていたものをヤフオクにて購入です。
見た瞬間どうしても欲しいと思ったわけではないのですが、大きさが7寸で傷もなさそうでした。
裏銘があり裏模様なしの寛文くらいのものに見えましたので安ければ参考に欲しいなと思い入札しました。
送料入れても昼飯9回程度落とせました。
若干陽刻も入ってるっぽく赤絵が邪魔だな後絵じゃないよな。なんて思いながら到着を待っていました。


実際のものを見ると陽刻がしっかりありました。
とすればきっと型押し成形かなんかで同じ形の皿があるんじゃないかと思い。柴田コレを見ていたらパート7の110ページに形同手のものを見つけました。

蛇籠に水車の陽刻で写真と同じ向きにしてみるとやはり陽刻の模様は同じところにきているので兄弟ではないかと思います。
柴田コレのものは陰影がうまく写り良く見えますが私のは染め付けやら赤絵やらで見た目にはぱっと分かりません。
若干下手ですね。(^_^;)
しかしながら陽刻は指でなぞったりしてよく見るとやはり写真のものの陽刻と同じようです。


底のヒビは窯傷かと思います。

これでも角福なんですかね??




銘も似たような銘でした。

私のは口径20.8高さ3.2底径12.8
です。
柴田コレとの誤差は許容範囲ではないかと思います。
ということで同じく1660から70年のものと考えて良いのではないかと思います。

次に問題の赤絵ですが



うーん。蛇足感が否めませんが、染付の絵付けも雑で凡庸なのでコレクションとしてはまあ良いかなという感じです。
それと写真の口縁に紅が塗られていますが平らに切り取ったように幅広くなっておりエッジが効いています。
私の手持ちにあまりないタイプなので不安になりましたが、柴田コレのものも口縁が白く平らで同じように幅広か見てとれましたので少し安心しました。


途中で気づいたのですが光を当てて傾けるとした写真のように浮き上がります。
これは金彩の跡なのではと。。。

さらに



見込み以外の蛇籠の箇所にも同じように跡があります。
同じ所の赤絵は消えていないのでやはり金銀彩はあり赤絵も後絵ではなかったという見解に至りました。
どうでしょうか??


染付 牡丹水車波分 赤金銀彩 ということにしたいのですが、これだけきれいに金銀彩がないと完品ではないのでしょうか??

ついでに赤絵もないほうがいいなあなんて思ってしまいます笑





古伊万里小皿

2024-04-10 20:06:00 | 日記
遅生さんのブログで貝についての面白古文書が紹介されておりました。
うちにも貝の図柄のお皿があったのを思い出してのご紹介です。
ヤフオクの履歴で辛うじて2012年に購入していたものとだけはわかりました。
いくらで買ったのかも思い出せませんがおそらく1万円前後だったような気がします。
藍九谷 貝藻文小皿
との表記でした。

口径14.0高さ2.0底径8.7


何の貝でしょうかね。はまぐりあたりではないかと思うのですが、上のほうにも一つ貝を描いているようです。こちらはホタテみたいなギザギザの形状です。

裏銘なしですが一応完品?のように見えます。それすら覚えていません笑

裏文様は延宝くらいありそうに見えました。

形は歪みがありますが決して薄手ではなく元禄くらいのお皿にありそうな形状です。
色味も写真だと伝わりにくいですが淡い色ではなくスッキリとした藍色に近く藍九谷というには少し若いような気がします。

余白を生かしているあたり17世紀後半の柿右衛門手ではないかなあと思っていますが裏文様がなければもっと若くも見えるようにも思います。

以外と思い入れがなく記憶から抹消されているものがたまにあります。笑
この辺はお店で買う場合と違うところでしょうか。


どんな時に買ったとか思いだせないのは残念ですが、昔から貝は日本文化の近い所にあったんだろうとぼんやり皿を眺めております。(^^)



古伊万里小皿

2024-04-07 15:38:00 | 日記
我が家のコレクションをこうして振り返ってみると小皿ばっかりです。
このお皿は今から20年くらい前に馴染みだった古道具屋さんから購入したものです。
藍九谷ということでした。当時は藍九谷というものがなんなのかも良く分かっていなかったと思います笑
当時確か縁のホツがあるのに4万ちょっとぐらいだったと思います。
今だと同じようなものでも、傷ものだと数千円で買えてしまうようです(^^;

図柄はアヤメに見えます。
違うかもですが
因みにアヤメやカキツバタやショウブの違いが良く分かりません笑
改めてネットで調べると

1つ目のポイントは花弁の根元部分
アヤメは網目模様、カキツバタは白い筋、ハナショウブには黄色い筋が入っています。

2つ目は生えている場所
アヤメは乾燥したところを好みますが、カキツバタは水の中に生えています。ハナショウブはちょうど中間で、半乾湿地でよく見かけます。

コピペですが上記が違いのようです。



よく見ると墨弾きの中の絵付けも葉っぱの所はダミを濃くしたりしています。
手がかかっているなあと感心します。

ですがこっちの方若干ぐちゃぐちゃに塗られており、ちゃんと塗ってよ!と思います笑

裏銘は残念ながら無しです。

しかしながら裏の文様は少しおもしろいのではないかと思います。

口径14.0高さ2.8底径8.9
17世紀後半にかけて寛文あたりなものではないかと思います、

個人的にこの墨弾きの縁まわりにワンポイントで花だったり鳥だったり盆栽だったりの余白もいかしている構図のお皿はすごく好きです。
侘び寂びを感じることができているのでしょうか!?笑
我が家にはこの皿のみですがこの構図を一つのカテゴリーとして蒐集するのもいいなあと思っています。
まあ金額の合うものがあればですが(^^;



古伊万里小皿

2024-04-03 23:04:00 | 日記
これも今年になってから手に入れた物です。
ヤフオクを見ていたら柴田コレクションに載っているわりと珍しいそうなお皿を見つけました。
ですがそういったものは競合も激しく自分の予算を超えてしまい諦めました。
ですがその出品者が出していたものでもう一つおもしろいなと思ったのがこの皿です。
本物保証 藍古九谷風景図変わり皿・1640年代~1650年代
とのことでした。
送料を入れて昼飯10回くらいです。目当てのものが買えなかった代わりにとあまり良くない買い方ですが購入してしまいました。


口径 16.4✖️10.2高さ1.8
底径11.5✖️4.6

もちろん傷だらけですが形があまり見たことがないタイプで面白いなと思います。
丁寧な金直しもされています。
大事にされていたんだと思います。
図柄は残念ながらあまりおもしろ味はないかもしれませんが釉のとろっとした感じや染付の淡い色は雰囲気があります。


もう一つ購入を決めたポイントは銘です。
見たことないタイプです。梅みたいにも読めますがこれも福なんですかね??
自分の持っている書籍を総動員しましたが見つけることはできませんでした。
これからゆっくり本やネットてこの皿の兄弟がいないか探してみます。



高台は付け高台ですかね?
結構高さはあります。


1650年かは分かりかねますが17世紀の藍九谷だろうと感じました。
ここ数ヶ月間のことですがちょこちょこ品を買っています。かなり熱くなっているなあと自分でも感じます。
最近は大分落ち着いてきましたが熱中しすぎるのも考えものです。
何年も前になりますがパチンコをやっていたときも結局軍資金がなくなるまでやっていた記憶を思いだしました。
品が手元に残る分健全だと自分に言い聞かせています笑