自由人?

自分なりの自由な生き方を模索できているだろうか?

嬌声響く昼下がり

2016年10月26日 | 口コミ情報
何Chだったかは定かでないが、
一時期少しばかり注目されていた番組がある。

何やら秘密めいた題名の番組だ。
そう、あの「家政婦は見た」という番組のことである。

仕事先の亭主やら、婦人やら、娘やらが
何かしら良からぬことを仕出かし、
家政婦がそれを咎めたり、うまく処理したりするあの番組である。


とある団地の昼下がり。
爺は見た。

集会所の洋室に近づくと、何やら嬌声が聞こえてくる。
普段あまり人気のない建物だが、中に数人の男女がいる様子だ。

溜息とも、嬌声とも憑かぬ、怪しげな言葉が聞くともなく聞こえてくる。

「ああ それだめ・・・」
「やめて・・・」
「・・・どうしよう・・・」
「△△が欲しいの・・・」
「おお!もうてんぱった!」
「いやだ。 早いんじゃない?」
「かんちゃん ずっぽりだ」
「ピンころ? マンコロ?」
「ねえ 出してちょうだい・・」

「出た~!」「ひえ~!」

そっと近づくといきなり大きな声が聞こえた。

「ロ~ン!」

何のことはない。
4にんで麻雀卓を囲んでのやり取りである。
声の調子や、発声によっては何とも思わせぶりだ。

最近、偶に見かける団地の昼下がりの光景であった。

愚作 平射平射




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