自由人?

自分なりの自由な生き方を模索できているだろうか?

大岡越前も嘆いている?

2008年11月18日 | 雑感
神奈川県平塚市の神田高校

先日淵野辰雄前校長が、
服装や態度を理由に受験生を不合格にして更迭された。

教育委員会の定める選考基準に則っていない、
謂わば基準外の選考を指示したとのカドでだ。

まったく呆れた話にならない処置だと思っていたが、
案の定、今朝ほどの新聞によると、
在校生の内の234人(340人中)と
元PTA役員らが街頭などで集めた3100人以上の署名が寄せられ、
淵野前校長の更迭撤回の嘆願書が提出された。

更に県教委にもメールや電話が1200件も寄せられ、
9割以上が前校長に同情的という。

これに対し山本正人教育長は、
人事異動を撤回する考えはないとの談話を発表した、とある。
(18日:日経新聞)

教育現場での荒廃は日常的な既成事実として長い間続いてきている。
そういった意味では服装の乱れや、粗暴な態度をとる者に対し、
入学を拒否することによって、
事前に荒廃を助長しかねない芽を摘むことは、教育を預かる者の
責務であり、当然の処置ではないだろうか?

県教委は「選定基準にない」とのことだが、それは
選定基準を定める時点では「思いも及ばぬ想定外のこと」であり、
きちんとした服装や身なりでまじめな態度が当たり前、と思われていた故
定めがないだけのことであろう。
言うなれば「当たり前の常識的なこと」である。

定めがなければ、良識と常識に基づく教育者としての見識で判断すればよかろう。
にもかかわらず、教育長は穴だらけの基準なるものを盾にして
淵野前校長を更迭し、多くの良識ある生徒や父兄、一般人の声に
耳を貸そうともしない。

敢えて申し上げる。
真に教育が必要なのは、硬直化した教育委員会ではないか!

「真にもって怪しからん!
 勇をもって撤回せよ!」
かの大岡越前もさぞや憤っていることだろう。。。




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