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「あるものをない」という国家や行政はおかしい、と国家100年の計から立ち上がった前川前次官に「官僚たちの夏」をミタ

NHK)菅氏 加計「 丁寧に説明続ける」 森友・加計学園問題 官房長官

2017-10-26 08:43:06 | 日記
菅官房長官は24日午後の記者会見で、森友学園や加計学園をめぐる問題について、安倍総理大臣が国会での閉会中審査や今回の衆議院選挙に伴う討論会などで説明してきたと強調したうえで、求めがあれば丁寧に説明を続ける考えを示しました。

NHK)官房長官 森友・加計問題 丁寧に説明続ける(10月24日 17時19分)

ニコニコ動画のタイムシフト(録画動画)機能でみて見たら、質問したのは北海道新聞の記者。名前はよく聞き取れませんでしたが、森友・加計問題にきちんと質問する記者が東京新聞の望月記者以外にも広がってきたことは心強いことです。道新はかつて北海道県警の裏金問題を追及するなど、おかしいもとはおかしいと追及する市民の味方の新聞です。質問する力がなく、官房長官の言いたいことだけを垂れ流すのなら、もはや官邸記者クラブは不要でしょう。

10月19日の日記「立憲伸び13% 希望11% 比例投票先、朝日世論調査」の中でも触れましたが、政治家から重要な言葉を引き出したジャーナリストで、国民の疑問を代表して菅官房長官に質問をしてくれている東京新聞・望月衣塑子記者が自伝的新著を角川から出版しました。読了しましたので改めて告知します。子供時代は舞台女優を目指していたことや(だから会見で声がはっきり聞こえる)、中学生の時に吉田ルイ子さんというフォトジャーナリストが著した南アフリカのアパルトヘイトの実像を描いた写真集に感銘を受けて、記者への憧れを抱いたことなどが明かされています。
望月衣塑子ツイッター)新著「新聞記者」を角川新書から出版
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角川電子書籍)新聞記者 著者 望月 衣塑子
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↓望月さんの著書でも紙幅を割いて詳細している元TBSワシントン支局長の山口敬之氏にレイプされた伊藤詩織さんが著書「Black Box」(文芸春秋社)の発行に合わせて記者会見を開きました。
朝日新聞)「レイプ被害の救済システム整備を」 山口敬之氏からレイプの伊藤詩織さん会見(河原理子2017年10月24日21時14分)

週刊現代(6月10日号)の記事にある通り、読売の5月22日の前川氏の出会い系バー通いの記事を書かせた背景には、与党幹部の証言として「北村滋内閣情報官、中村格警察庁刑事局組織犯罪対策部長が(読売に)情報を流したと聞いている」とあります。この中村格刑事部長(現警察庁組織犯罪対策部長)が2015年6月の山口氏の逮捕寸前、警視庁高輪署員に「待った」をかけたと週刊新潮などが中村氏本人に認めさせています。山口氏が安倍首相からの信頼が厚く、「総理」(幻冬舎)という安倍首相のヨイショ本を出せるお友達であることを忖度したためとみられています。この問題についても政府や司法が頼りにならないのなら、市民が声を上げていくことで、世論を喚起していくことがとても大切だと思います。


デイリー新潮〈あなたのような素敵な女性が半裸で…〉山口敬之が被害女性に宛てた弁明メール 安倍総理ベッタリ記者の準強姦逮捕状
ピンチの山口敬之氏「北村滋・内閣情報官さま」⇒メール誤転送で週刊新潮が記事に!

↓ジャーナリズムの鏡「報道特集」の金平氏が嘆くのもわかります。
J-CAST)詩織さん会見で元TBSワシントン支局長・金平茂紀「元同僚・部下の行動に怒り覚える」

↓読売傘下の報知が報じました。まっとうなメディアは山口氏の手記は載せられないでしょう。
スポーツ報知)山口敬之氏が「月刊Hnanada」誌で反論へ、「独占手記 私を訴えた伊藤詩織さんへ」(2017年10月25日18時28分 スポーツ報知)

山口氏が不起訴になった当時の記事は下記の通りで、伊藤詩織さんは民事裁判を起こしています。
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9月22日、元TBSテレビ記者の山口敬之氏に対して、28歳の女性、詩織さんがレイプされたと訴えていたことについて、警察が準強姦の容疑で警視庁が逮捕状を取ったものの、逮捕直前になって執行されず、東京地検が嫌疑不十分で不起訴処分としていたことについて、詩織さんは、逮捕状がもみ消されたとして検察審査会に申し立てを行っていました。しかし、検察審査会は、「慎重に審査したが、不起訴処分を覆すに足りる事由がない」として、「不起訴は相当」と議決したそうです。
検察審査会も丁寧な説明責任が問われています。

“性的暴行”元TBS記者の山口敬之氏に関する主な記事
毎日)詩織さん被害届  準強姦容疑は「不起訴相当」 検察審査会
日テレニュース)“性的暴行”元TBS記者 不起訴処分妥当(2017年9月22日 18:16)
日刊スポーツ)元TBS記者の山口敬之氏は「不起訴相当」と議決分(2017年9月22日)
TBSニュース)元TBS記者は「不起訴相当」、申し立て受け検察審査会が議決(22日 22時30分)

リテラ)安倍御用記者・山口敬之レイプ疑惑がまさかの不起訴相当に! 官邸による逮捕もみ消しをうやむやで済ませるのか(2017年9月22日)

×印439万人、加計・元監事の木沢氏に、最高裁判官の国民審査

2017-10-25 11:18:08 | 日記
13年から、加計学園の監事を務めていた最高裁の裁判官、木沢克之氏に22日の国民審査で439万人が×(バッテン)をつけました。他の候補と比べて特段、×の比率が高いとまでは言えないまでも、439万人が罷免を求めているというのが事実です。裁判所に対する牽制機能は普段はあまり考えませんが、ひとたび最高裁で判例がでるとその判例は後の法判断の規範となるだけに、どんな人が憲法の番人になるのかについて、もっと意識を高めないといけないかもしれません。
時事通信)最高裁裁判官国民審査の結果

<参考記事>
国民審査で信任されるのか 木澤克之判事は加計学園元監事(日刊ゲンダイ-2017/10/20)


毎日)加計問題、なお不透明 加戸氏発言は薄っぺら

2017-10-25 10:49:33 | 日記
毎日新聞が社会部記者のコラムの中で加計学園の問題の真相はなお不透明であることを強調しています。注目されるのは、産経新聞などが指摘する加戸前愛媛県知事の「ゆがめられた行政が正された」という発言が多くの報道機関で取り上げられていないという視点について、「加戸氏は7年前の2010年に知事を退任した。特区の会議に説明者として出席したが、判断の過程に関わっていない。「ゆがめられていた行政がただされた」という発言は、判断のプロセスを知る立場でのものとは言えない」として、記事ではあくまで背景を知る人物としての扱いにとどめたと説明している部分です。
これは重要な視点で、産経が主張するように誰かの発言をただ垂れ流すことが大事だとすれば、それは今や自動で原稿を書く”AI(人工知能)ライター”だってできることになりつつあります。AI時代に、ある発言が報じるに値する重みを持っているのかを判断して報じるのは報道機関や新聞記者の唯一と言っていいほどの機能であるのに、産経の記事は自らの機能を否定しているようにもみえます。

毎日新聞)記者の目メディアと政治権力=青島顕(東京社会部)(017年10月20日)

<関連記事>
産経)朝日と毎日は「ゆがめられた行政が正された」の加戸守行前愛媛県知事発言取り上げず(2017.7.12 07:06)

産経)加計学園への補助金検証 第三者委が初会合 愛媛

2017-10-24 08:49:44 | 日記
産経)加計学園への補助金検証 第三者委が初会合 愛媛(2017.10.23 12:59)
「勝てば官軍」とばかりに加計学園の獣医学部を認可すれば、国民の怒りは再燃し、支持率急低下は免れません。ただ、「腹心の友」である加計孝太郎氏率いる加計学園を資金繰り危機から民事再生法に至る過程を黙認することになれば、「そこまでするなら」と国民の判官贔屓の支持を集め、宿願であるお爺さんの岸信介氏も成し得なかった憲法改正が実現できるかもしれません。勝ったからと言って、あれもこれもはどだい無理な話。無敵だった大横綱の大鵬さんだって幕内で144回負けているのですから。
最高権力者は孤独だけに、最後は「”中原さん”のお告げ」(元東燃社長で日銀審議委員、景気循環学会会長の中原信之氏)だけが頼りです。
写真はブルームバーグの記事「黒田総裁は「お辞めいただいた方がよい」、斬新さ欠けると中原氏(2017年7月3日 05:00)」より引用
ここまできたら、"中原さん"に日銀総裁になっていただくしかありません。

「もりかけ忘れない総選挙」を胸に再スタート

2017-10-23 09:06:17 | 日記
自由民主党と公明党が衆議院の議席数が3分の2を超える結果となりました。結果は結果ですが、安倍晋三首相の政治が評価されたから勝てたというよりは、民進党代表の前原誠司氏による希望の党への合流の判断ミス、小池百合子氏の民進党の一部議員を「排除します」という発言を起因とする野党分裂で、敵失により自公が小選挙区の多くで勝てたにすぎません。
安倍首相の琴線に触れる森友学園、加計学園問題に対する野党や市民からの執拗な追及に安倍首相は苦しくなり、「勝てば官軍」を目指して「もりかけ忘れてくれますか解散」(前川喜平さんが命名)したというのが今回の選挙の本質だと思います。
選挙に負けたからと言って、意気消沈して市民や野党が追及の手を緩めてしまっては、「もりかけ忘れてくれますか解散」の思うつぼです。
当ブログ開設から昨日までは前座、今日から本番が始まった気持ちで再スタートしていきます。

↓早くも23日(月)にも加計学園の獣医学部が認可されるというトンデモ情報が報じられています。
日刊ゲンダイ)衆院選のドサクサ紛れ 加計獣医学部「23日認可」の怪情報(2017年10月17日)
日刊ゲンダイ)選挙翌日にまさか…加計「獣医学部」10・23認可のウワサ(2017年10月18日)

↓10月23日の当ブログでも
10月17日付)加計学園問題、永遠に追及 衆院選で勝てば官軍は間違い(2017-10-17 09:03:04 | 日記)
の中で、加計問題を徹底追及するジャーナリスト、田中龍作氏が政府関係者筋の話として、加計学園獣医学部が23日にも認可される可能性があると指摘していることを引用しました。
田中龍作ジャーナル)【速報】加計学園獣医学部、23日にも認可 同日に孝太郎理事長が記者会見 (2017年10月16日)
いくら何でも、そこまではないだろうと思いましたが、日刊ゲンダイの記事を読むと、17日に「加計学園情報公開弁護団」メンバーの海渡雄一弁護士ら5人が司法記者クラブで記者会見を開き、内閣府や文科省の行政文書不開示決定に対して不服申し立てを行ったと発表した時の会見のやり取りから逆算して裏読みしているようなので、一定の信憑性はありそうです。23日かは別にして、近いうちに認可を発表して幕引きをはかろうとしているとの見方も的外れではないかもしれません。市民が「それはおかしいだろ」と徹底的に声を上げて行くしかありません。市民一人一人がブログやSNSなどで声を上げることで、主要な報道機関も「市民の声」の後押しを受けて報じやすくなるはずです。