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益城町飯田山(いいださん)に登る

2011年11月12日 | Weblog
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 ★歩行時間(登山記録・撮影しながらゆっくりと)

 P(駐車場)7:09→8:02常楽寺8:23→8:40山頂9:02→9:30P 累計時間2時間21分
  標準歩行時間(休憩を含まない):登り60分/下り40分
  距離:登り(寄り道距離含む)2.6km/下り2.1km 登山口山頂標高差140m
  

★飯田山の昔話

 むかしむかし、広い熊本平野に対峙する東の山と西の山が、背比べで言い争っていました。そこで阿蘇の神様にどちらの背が高いか見てもらうことにしました。

 阿蘇の神様は長い長い樋を持ってきて、ふたつの山のてっぺんに樋を渡しました。その樋の真ん中に桶で水を流したところ水は西から東に流れました。そこで阿蘇の神様は「西の山が高い」と言い背比べの決着がつきました。

 西の山は夕日をあびて金色に輝きながら「やっぱいおれが高かった」と威張りました。西の山は「背比べこつ”いいださん”ければ良かった」と悔しがりました。

 そこで西の山は金色に輝くことから金峰山、東の山は”いいださん”から飯田山と呼ばれるようになりました。飯田山山頂直下にはこの時の水が溜まってできた池があります。

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 所用で熊本市に行くことになり、その帰りに登山を計画。今日は、午後、地域行事があり、時間的に余裕がないので、簡単に短時間に登れる山を検索、その結果、飯田山登山を計画しました。

 熊本市内から県道223号を左折し国道443号へそこから案内板を目印に右折して、狭い道路を暫く走ると飯田山登山口の道標に出会います。道標の指示に従い狭い道路を走ると「森の公園エコ学習公園」の看板が設置してあるため池に着きます。

 今回の登山は、i-gotuGT800pro初携帯登山。i-gotuGT800proは高度、距離、電波時計、方位測定等の多機能なGPS器機です。レットさんお疲れか元気がありません。

 レットさんのことが心配なので背負子を背負って登ることにしました。駐車場を左折すると電柱に飯田山の標識が貼ってあります。標識に従いため池添いの平坦な道路を歩きます。

 やや急坂なコンクリート舗装道路を歩くと一丁毎に石仏が設置されています。石仏は古いものありますが、ほとんどは新しい石仏です。1丁は、60間≒109.2mです。

 古い石仏は顔が削り取られていました。何故、顔だけかと疑問に思いながら飯田山を目指して歩きました。我が家で石仏について調べたところ、江戸時代中期、飯田山参道には一丁毎に14石仏が置かれていました。

 常楽寺信者の人達が先祖の供養と祈願の報恩塔として建立したものですが、明治初期の廃仏棄釈により壊されたり、長い間に破損したりして、僅かに六体だけ残りました。そこで地元有志が立ち上がり町内外の寄付により、平成12年、今の石仏が建立されたのです。  

 レットさん、疲れ気味で歩行ペースが遅いので、レットさんのペースに合わて登りました。やや急坂なコンクリート舗装道路を登ると、平坦道路になり短く急坂を下るとA地点(林道分岐)に着きます。

 A地点には4丁の普賢菩薩様が鎮座されています。ここから常楽寺まで500mです。緩やかな登りのアスファルト舗装道路を歩くとB地点に着きます。ここを左折しやや急坂を登ります。林道を直進しても常楽寺に着きます。

  やや急坂なコンクリート舗装道路を登るとC地点に着きます。ここを右折し常楽寺を目指します。左折は飯田山周回路です。C地点から平坦な道路を歩きD地点から石段を登り常楽寺に8時02分着きました。

 本堂で家内安全を祈り鐘をつき、拝観料を払うために常楽寺境をあちこち、うろうろ、しながら、拝観料100円を払う場所を探したところ、社務所近くに竹筒の拝観料100円の表示がありました。

 財布の中には500円玉しかなく、社務所で換金しようと、開けっ放しの玄関で「おはようございます」と何回も呼びかけましたが返事がありません。下山時にも立ち寄ったのですが、同じく返事がありませんでした。

 500円を払う気になれず、石仏やら本堂でお賽銭をあげたので良いだろうと、拝観料を払わずに8時23分飯田山を目指し常楽寺を出発。飯田山登山道は本堂の左横にあります。ここから登山道らしくなり、急坂登山道を登るとE地点に着きます。

 E地点に登山道案内看板が設置されています。看板には、とっぺんまでもう少し、ゆっくり山道、急な坂道と書いてあります。レットさんの体調を考えて左折し、ゆっくり山道で登ることにしました。

 山道は粘土質の滑りそうなやや急坂作業道です。作業道のあちこちに測量鉄ピンが打たれています。道路舗装のための鉄ピンかなと思いながら登る。道沿いには沢山の桜が植樹されています。

 作業道途中で右折し木段を登り平坦道になると山頂直下の神社に着きます。神社の裏に背比べの時にできた池があります。山頂に8時40分着、山頂からは、金峰山や熊本市街が木々の間から一望できますが、今回は霞んで眺望はいまいちでした。

 山頂には平成20年建立された大きな観音像が建立されています。

 山頂には一等三角点があります。i-gotuGT800proの高度を見ると368mで三角点高度432mと64mの誤差。登山前に高度調整しなかったので誤差が生じたのです。近々i-gotuGT800proの詳しい試用報告をしたいと思っています。

 山頂でレットさんとおやつを食べ、背負子にレットさんを詰め込み9時02分下山開始。急な坂道コースで下山。短い距離ですがその急坂に「ひぇー」と声を上げながら、滑らないように慎重に下りました。急な坂道コースは登りがオススメです。

 下りは、鼻歌交じりに快適に歩き9時30分登山口に着きました。レットさんを背負子から卸し、いつもはキャリイバッグに入れるのですが、お疲れのようなので、今回は大サービスで私の膝の上に乗せて我家に帰りました。

 膝の上で鼾をかいて寝ています。可愛いですね(^o^) 楽山時間:2時間21分
 
 

 


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