レットさんの履歴書

◆レットさん我が家に（05/07/27）

　アグネスさんが亡くなり、元気のない私を見かねて、娘が買ってくれた犬がレットさんです。レットさんは、村上犬訓練所で飼われていました。出産経験があり年齢は４歳でした。

　はじめて村上犬訓練所で見たとき、「なんて小さいくねくねした犬なんだ、でも可愛い」と思いました。

☆元気なころのアグネスさん。新湯登山道にて、今でも・・・・・・・

　走ってきて、誰にでもスリスリします。膝に乗せると喜んで乗ります。若い女性訓練士の方が「人間の膝の上に乗るのが大好きです」と説明されました。当時名前は、「レッド」でしたが、家内の提案でビートルズのレットイットビーから「レット」に改名しました。

　アグネスさんが亡くなったとき、事務所や家で「元気がないね」と、みんなから言われていました。本当に愛犬との別れは辛いものです。

　ですから、「もう二度と犬は飼わないぞ」と心に決めていましたが、家族全員から「犬をもう一度、飼いなさい」と、背中を押されて仕方なく飼ったのですが、今は、レットさんのいない、生活は考えられません。

　レットさんは、「いけない」を音で訓練されていました。散歩のとき、車の音に敏感に反応するので、散歩が大変だったのですが、何回も散歩するうちに、車の音にも慣れ、平気で散歩ができるようになりました。訓練士に訓練された犬ですので、散歩のとき、決して私の前は歩きません。

☆我が家に慣れないせいか、少し緊張して寂しそうです。

◆最初の登山（05/08/06）　

　最初の登山は、入門コース”白鳥山・池めぐりコース”を歩きました。リードを付けての登山です。レットさんは坂道も狭い登山道も難なく歩きますが、決して私より先に歩こうとはしませんが、ちょっとした段差があると、立ち往生しますので、抱っこしておろしてやりました。

　今は少々の段差も平気です、登山犬の貫禄が備わったようです。「当然ｗｏｎ」(^_^)v

　初めての登山で驚いたことは、カメラ目線でポーズをとってくれること、と、他の登山者から「きゃ～可愛い」と、言われ嬉しかったことです。

　レットさんの写真を掲載してから、ＨＰのアクセス数も増加しました。それから数回の登山後、問題ないと判断し、リードなしの登山となった次第です。

☆初めての登山、「きゃー可愛い」の声に目線をおくる。

◆行方不明事件（07/09/19）

　あれは、くじゅう山系三俣山での出来事です。山頂近くで後ろを振り返ると、レットさんがいない。「レット、レット」と呼びながら探しましたが、見つかりません。

　「どうしよう、どうしよう」と必死に探しました。あちこち探していると、ゴソゴソとレットさんが登山道から離れた笹の中で顔を出している。レットさんは笹の中で道に迷い、主人を捜し迷子になったのです。

　悲しそうな表情で私を見つめます。「ごめんねレット」と抱きしめて、頬ずりしながら何度も謝りました。本当に嬉しくて泣きました。(^_^)v

　それから反省し、笹ブッシュ登山道では、レットさんを抱っこして歩きました。歩きながら、レットさん発見時の状況撮影してないことに気づき、レットさんは怒り顔でしたが無視して笹に座らせ再現撮影をしました。

　本当に可愛そうなことをしたと、深く反省しました。この事件をきっかけに、登山＆ウォーキングでは、こまめに振り返り、歩くように心掛けています。

☆発見状況再現写真・怒っています。「怒ってない、再現撮影にあきれてるの。

◆まとめ

　レットさんとは、今まで登った山の９９％一緒に登っています。車中泊でも一緒です。西米良村車中泊で寝袋を忘れたときは、湯たんぽの替わりになりました。本当にレットさんは、役立ちます。「湯たんぽ替わりで、役立つ、怒るよ、ｗｏｎ！」m(_ _)m

☆西米良村車中泊情景。

　でも、年齢とともに体力がなくなっているようです。これからは、無理な登山はさせないつもりです。レットさんが疲れたら、背負子に背負って一緒に登る予定です。「よろしくね楽山さん！」「おう」

歩き日記