池やん!まいど!おおきに!ごきげんどぅ!

仕事・今までの人生
このごろ悩みが多くて困ります。
周りの多くの人に救われているのを
実感する今日この頃。

杜の都・トンカツ・笑顔

2011年12月03日 | 旅先の事
京都を昼過ぎに出発し、山形市を目指す事にした。
福井・石川・富山・新潟まで国道8号線をひたすら東北へ。
富山から新潟に入ると親不知の断崖絶壁を上がり下がりしながら右へ左へ
曲率の複雑な道をトンネルをさながら針で縫うように車を走らせる。
本来ならトンネルの合間合間に左側には絶景の日本海や遠くに
佐渡が見渡せるはづなのであるが・・・・・・・。
残念ながら冷たい雨の降る夜の漆黒の暗闇でしかない。
ただ、浜辺に崩れ落ちる波の白い頭だけが街路灯とオレンジ色のナトリュームの光の
薄明かりで見えるだけの景色である。
一部新潟市内に入る手前で国道116号に入りに新潟市内をスルーすると道は
新発田市で必然的国道7号線と合流する。この区間は高速道路並みに走行が可能で快適。
国道113号線で山形市内を目指す。
で、午前4時前に到着。約750km。不思議だが疲れを感じない。

目覚めて仙台を目指すことにする。
私の場合、帰路の方が今回は楽しみにしている旅である。
その帰路の始まりは下の画像の駅、仙山線の単線のレールの冷たさを感じる
木枯らしの吹く駅からのスタート。



途中、山脈を貫くのであろうか長いトンネルがあり、
渓谷をこの列車も縫うように走る。
列車車窓からの景色は、雪景色に変化し如何にも東北だなーと思いにふけっていた。
途中ホームから車内に入る空気にはピンとした清潔感のある冷気に少し寂しさを
感じるのであるが、反してその冷気にどこかのどかな暖かさも感じてる。



1時間ほどで仙台駅に到着した。
朝の通勤時間を少し過ぎたあたりの到着であったが、
やはり県庁所在地で、人は多い。
しかし関西で生活する私にはどこか行きかう人に清楚な雰囲気があり、
静かに歩を進める姿が関西圏や首都圏ではない静かな雰囲気の漂う駅中であった。



以前より、仙台を訪れる事があったなら寄りたい場所があったので
その場所を探すことにする。
《とんかつの大町》
23年前の同時期に訪れて食事をして感動を覚えた場所である。
青葉通りに有ったとだけ記憶をしていて、観光案内所で尋ねてみると
場所や店のことは分からないとの事。
それじゃ、青葉通りを歩いてみようと考えた。
仙台市営バスの案内所でその所在地を店の特徴を言って聞いてみてみたが
分からないとの事。
私は、東急インのあたりとしか記憶に無い。
それなら、東急インの周り行こうと決意し
そちらに向かう事にする。同時に仙台市内を散策する為に乗り降り自由の
ループバスの乗車券を購入した。



で、案内所で聞いた東急インの有った晩翠草堂前で下車。
せっかくなので土井晩翠の旧宅を見に行くことにした。
(思い出の東急インは営業終了し閉鎖されていて巨大廃墟で不気味さを感じた。)
そこで、初老のご婦人に先ほどのトンカツの話をすると閉店されて移転されたとの事。
で移転先は、この場所の一つ手前の青葉通一番町のアーケードが途切れた先に
移転との事を聞き仙台駅に戻るときに立ち寄る事にして、
市内散策を優先することにした。



仙台の市中を歩いてみて本当に木々の多いところである。
今は紅葉の真っ盛りで、少し曇りがちな天気ではあったが秋は深まり
既に冬の様相を呈している。
震災の影響も町のあちこち見受けれれるが、
歩く途中で傍を通った小学校から聞こえる子供達の
元気な声と、《僕らは負けない!》という幟に声援を送りたくなった。



広瀬川の流れは仙台市内を蛇行して街中でありながら谷を形成していて
その深い場所を流れているのが特徴的に感じた。必然的に橋桁の高さも高く、
その橋の曲線とその傍らで色ずく木々も美しい。

土井晩翠の旧宅からさてさてどこへ行こうかと考えていたのであるが
次のループバスの時間までは約20分ほど有るので、
徒歩で伊達政宗の御陵である瑞鳳殿前までを歩く事にした。
仙台の街中を歩く事になるのであるが、東北大学界隈の歩道には落ち葉の絨毯が
散らされて歩く足にも柔らかく感じられて心地が良い。



瑞鳳殿前に到着。
歩を進めて唖然・・・・・・・・。
苦手の急坂の上り坂が200メートルほど続いている。
その坂を上りきった処からは上記の写真のとおりに石段が数段続く。
その奥に見える紅葉の美しさの向こうを期待してもう一つガンバリする。





同じ道を戻り、瑞鳳殿前のバス停から、ループバスを乗り継ぎの名所へと
連れて行ってもらうのだが、青葉城跡で降りる方が大半であったが
私は降りないで次の興味引く場所へ向かう事にした。
石垣が先の震災で崩れて、東北大学のキャンパス内を通行して迂回している。
復旧には相当の期間が必要なようである。
創建当時の石垣のとおりに崩れた石を使って組みなおすとアナウンスがあった。
私はここはと思うところがあれば降りてみようと、
乗車時に貰ったコースパンフレットを見てみるのであるがイマイチ興味がわかずに、
《とんかつの大町》の事が気になりだして市内へ戻ることにした。



定禅寺通市役所前でループバスを降りて、一番町の商店街を南に歩く。
風情のある商店街である。数点の空き店を見受けられるもののがんばっている感を
感じるし、三越をはじめとした百貨店や古くからの地場百貨店、
海外ブランドショップもこの町並みの中に静かに溶け込んでいた。
先にループバスで通過していた青葉通を横断し南へ歩くとやがてアーケードが
途切れた。
曇ったガラスショーケースのタバコ屋の親父さんに尋ねる。
《とんかつの大町》の件。
廃業との事。言葉が無い・・・・・・・・・・。
山下清画伯が良く訪れていて、大きなとんかつを好んで食べていた、
その大判とんかつを山下画伯が名を付けたメニューがあった。
その名も、《元帥とんかつ》
確か壁には画伯の秋の鳥海山を描いた絵が掛けてあったのが記憶にあるので
それも見てみたかったのだが・・・・・・・・・。

残念である。



結局、主目的が適わなかった杜の都・仙台の散策であったが
締めくくりは彼女の笑顔のすばらしさに安らいで締めくくることができた。
なぜか仙台駅でわざわざ好みの丸亀製麺。
落ち着くところはやはり釜玉うどんと天丼。
釜揚げうどんの大盛りの量のばらつきがあることに注意が必要でもある事の
教訓も得る事ができました。(感謝)
丸亀製麺の看板に魔力を感じる今日この頃です。



青葉城恋唄 さとう宗幸


仙台市内ではこれからの季節ライトアップが街中いたるところで行われるようである。
先日訪れた時も感じたのであるが、私の住む京都とは少し緑や木々の植樹の仕方が違うし
人工的でありながらもどこか建物と町景観におけるバランスの良さは
仙台の方が勝っているのではないであろうか?
その中で住む女性の質のレベルも高く感じる。
とにかく薄化粧で色白美人が多い。

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