白い布は何の変哲もないものだ。
不気味な存在感を放って、異様な雰囲気を発している。
しかしよく見ると、代わり映えのしない部屋の風景と自分の姿が見えるばかりだ。
ああ、誰かに呼ばれたような気がして、ふっと足をとめた。
振り返り、階段を見下ろしてみた。
あ・・、ダアレ!
だれの姿も見あたらない。
最悪のときには、音だってするんだ。
見えないものが見えてくると。
俺らが頭がおかしくなった分けでもない。
寂しいところにいると異様な雰囲気に呑まれて。
ゴック~ん、つばを飲みこむ。
な、な、あんたの友達だ、心配いらない。
聞きたくない、~、やめて!
わしの気にいらんことやったら、叩き出してやる。
なぜ、やつらは俺をほっといてくれないんだ。
そりゃ、これからが面白くなってくる。
この最近、おもしろいことにでくわしてない。
お、のってきた。この雰囲気がたまらなく好きなんだ。
ギャ~と、カン高い声が。俺には気持ちが最高点に達して興奮する。
ビクビク、身震いする高まり。いいなぁ、こんなエクサシーを待っていたんだ。
どうなって、どうしよう!
わかるかなぁ、これから何がおこるか!
えへ(笑い)
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