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無料の駐車場の前に、石碑があります。石碑越しにそびえたつ古墳。
管理事務所のある門の方へ歩いていくと右手に【小壺古墳(=円墳)】があります。
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五色塚古墳の別名が【千壺古墳】なので、対比で【小壺古墳】と呼ばれたようです。
残念ながら、全体復元には至らなかったようです。
確かに行って見ると、周りはすでに民家やマンションが立ち並んでいます。
百舌鳥古墳群などもそうですが、史跡が重要視されなかった時代に、管理が行き届かなかったり、
開発で、田んぼや畑や民家になったりで、たくさんの古墳が失われてしまっているそうです。
五色塚古墳も、全体の復元には至らなかったようです。
しかもたくさん存在したと思われる【陪塚(ばいちょう)】も無くなってしまったということです。残念ですね。
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古墳は見学自由ですが、右の建物、管理事務所で管理されており、公開時間が決まっています。
残念ながら、墳丘登頂から、明石海峡大橋を含めた夜景を見ることはできません。
管理事務所で、住所の都道府県名や人数、車の有無などを記入してパンフレットをもらいます。
事務所の中に出土品などの一部が展示されています。
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左側が後円部、右側が前方部です。
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全長194メートル。3段積みの全方向円墳です。四角いマウンドと呼ばれるものが3つあったようです。
今城塚古墳のは、前方後円墳にくっついて【造り出し】と呼ばれる祭祀スペースでしたが、
ここのは独立しています。上の一つは副葬品や棺が出土しているようなので陪塚かもしれません。
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この通り、表面はこぶし大の丸い石で覆われています。(3段目は近所で採れた小石を葺いてあるようです)
古墳は、築造当時、こういうものだったようです。
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前方部と後円部のつなぎ目、くびれ部分あたりに階段がつけてあり、登れるようになっています。
向かって左側の後円部は白っぽく、右側の前方部は黒っぽいですね。
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右側の前方部は発掘時に出てきた、当時の葺石を使用しているんだそうです。
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大きさも若干ばらつきがあり、ぶっちゃけ、テキトーに並べました感があります(^^;
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草も生えているので、盛り土にそのまま葺いてあるようです。
此方の前方部は比較的原形を保っており、復元が容易だったので当時のままの復元なのかもしれません。
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後円部の葺石は新たに買い入れた石で葺いたようです。こちらは整然と並べられて、コンクリートで固められているようです。
発掘時に、丸い墳丘の方は結構くずれていたようなので、補強の為かもしれません。
1段目は地形を利用して〇と△の前方後円墳形にくりぬいてそのまま利用し、墳丘は周濠を掘り、その土を盛って作られているようです。
いくら突き固めても、長年風雨にさらされれば、葺石の隙間から水の通り道も出来てそこから崩れたのかもしれません。
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神戸と明石の境目位のところにあります。
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明石海峡大橋がかかり、淡路島は目の前です。
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復元された埴輪のレプリカがズラリと並んでいます。ココのは、今城塚古墳のより色が薄いです。
そして、今城塚古墳より古い時代の埴輪の特徴を要します。
【黒斑】があるようです。(レプリカには再現されていません)
今城塚のことを調べていると新池ハニワ公園の窯のことが載っていて、窯の種類によって埴輪の年代とかも
違うのがわかるんだそうです。
今城塚や太田茶臼山古墳(=現・継体天皇陵)は新池の埴輪工場で作られたもので、登り窯で焼いたものなので
黒斑が無いんだそうです。
それ以前の埴輪は野焼きで作られているため、黒斑があるんだそうです。
ここの方が、古い、ということですね。
継体天皇は応神天皇の5世の孫と言うことになっています。
五色塚はその応神天皇の母、、神功皇后の時代に明石に陵を作った、という記事があるのでそれだけ時代が古いということです。
被葬者は特定されておらず、海運輸送などに力のあった、豪族の墓であろうと言われています。
遺体を積んで帰ってきたのだし、仲哀天皇の腹違いの息子たちは仲哀天皇の為に陵を築いたらしいので、下手し、仲哀天皇陵や
空墓の可能性もありますよね…。
ポツンとあるようで、大阪湾という大きなくくりでみれば百舌鳥古市古墳群や今城塚なども水を辿ればつながりが感じられます。
石など(石棺などは大きい)を運ぶのですから、舟です。
なので水際にある、というのもわかる気がします。
ピラミッドだってそうです。増水期に船で運んだとされています。
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整然とズラリと並んだ埴輪は2種類円筒埴輪と朝顔形器台付き円筒埴輪です。
ヒレが付いていて接するように並べられています。埴輪の下部は土に埋めて固定してあります。
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方墳の側から後円部を眺める。さぁ、墳丘に昇ってみましょう。
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人が見えてる所が階段。海側です。
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此方が反対側。だだっ広いだけです。何もありません。_| ̄|○
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円筒埴輪が並んでいるだけです。埼玉かどこかの古墳は、この真ん中に祭祀の埴輪が復元されていたかと思います。
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隣にある小壺古墳を見下ろす。周りの建物に比べると大きいのが実感できます。
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これ以上いても仕方がないので降りましょう。(結構な高さがあるのがわかりますね)
全体像の写真が撮りたいので、降りて、外周を歩いてみました。
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大きすぎて写真に入りきらないので、何度も失敗しながら、パノラマ撮影してみました。
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周濠などが復元されなかったのですぐ近くで見ることができます。
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一番端っこまで行って前方部の左端の角まで行って見ました。この先は線路があるため行けません。
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ぐるっと反対側に回りました。こっち側はマンションがあります。眺め、イイだろうなぁ。
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こっち側ももう少し後ろ側の角から引きで撮りたかったのですが、昨日の記事の通り、無神経なマンション業者の幟が
立っていたため撮れませんでした…。もう、ナイともうけど…。
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