ここからは、通信部隊による通信施設敷設の訓練展示となります。
基本的には…アンテナの敷設訓練です。
声かけあって、それぞれのアンテナを敷設する一生懸命な姿に
思わず涙が溢れてきてしまったごろんたです。
自衛官の真剣さに感じ入ったばかりではなかったのですが…
それについては後ほど〜〜
では、ドゾ。
状況開始!のラッパ
敵の攻撃を避けつつ、アンテナの敷設を行います。
まずは守りを固めます。
安全確認の後、アンテナを積んだ車両が入ってきます。
アンテナが車についているタイプ、または機材を組み立てるタイプとあります。
これらはアンテナを敷設する地形や状況によて使い分けられると思われます。
山中などの狭いところでは組み立て式が適してますし
移動が容易な場所では、車についているアンテナの方が使い易いでしょう。
まず車止め!
配置につき、安全確認。
敵の襲撃に備えて守りを固めます。
白テープをメットに巻いてる方はWACさんですが、班長さんです!
この班員さんが扱うのは組み立て式のアンテナです。
まずはそちらを追って見てみましょう。
それでは敷設(組み立て)開始です
まずペグを打ち込みます。(ペグとは言わんかもしれません)
機材を組み立てます。
ポールを安定させるためのロープ張り。
そのためにも必要なペグ打ちでしたね。
テントと要領は同じ?
大きな声で確認しあって、次へと進みます。
そしてできあがりです!お見事です!!!!
ごろんたが涙した理由…それは…
この展示を拝見している時に、な〜ぜ〜か、
漫画家藤原さとし氏の描かれた「ライジング・サン」の4巻で
主人公と同期の候補生がこぼすセリフを思い出してしまったから…
「この生活は自分で選んだ…!」
「頭ではわかってる、だけど!」
「同じくらいの歳の奴らが、時間氣にせずに楽しんでる時に、俺らは
早く帰らなきゃ(帰隊)ならないと思ったら…やりきれなくなってきた」
「また一週間…毎日銃担いで、汗だくになって、班長に怒鳴られて…」
「これが俺らの青春だと思ったら、選んだ道は本当にこれでよかったのか」
以上 藤原さとし著:ライジング・サン より一部抜粋
目の前にいる自衛官たちは、人生の岐路で国防の道を選んだ。
厳しい規律に「縛られる」青春を選んだ。
そして今日本の平和はその彼らによって(海保さんとかもいるけど)守れらている。
一方で、そんなことも気にせず、自由に遊びまくる青春を
送るひとたちもいる。
自分たちが平和の中にいるのが当然のこととして、
誰が守っているかなんて考えもせず……
毎日毎日、汗だくになって、埃まみれになって
私よりも公を優先させて、日本を守る人生。
この目の前の人たちもそうなんだ、と思ったら、
なんというか…日頃のほほんと生きているのが
申し訳なくなってしまったんですよね。
国を守るために、大変な思いをしている人たちがいる。
それを氣にもとめずに生きている人もいる。
自分も、明日戦争になったら、なんて考えもしない青春を過ごしてきた。
(今でこそ、諸外国の日本に対する圧を感じて、それなりの
危機感をもってはいるけれど)
今目の前で、銃を持って走り回って任務を果たそうとしている
自衛官さんたちの青春は、どんなだっただろう?
満足した青春だったろうか?
それとも、時に「これでよかったのか?」と悩んだだろうか?
もっと自由を謳歌したかっただろうか?
…そんな思いが溢れてしまって
思わず涙がポロポロと出てしまったのです。
初めてですよ、訓練展示見て泣いたのは…(苦笑
国民に危機感を抱かせてはいけない、と元自衛官の方はおっしゃるけど
それでもせめて「日本を守っている人たちがいる」ことは
しっかりと周知させていかないといけないと思うのです。
…とりとめなくなってしまって、すみません。
次回は〜〜〜すごい車だよ〜〜〜の巻です
よろしければおつきあいください。