冬の間は現場も無いし、事務所でゆっくり図面描いたり、書類作ったり、春からの準備期間・・・だと思ってましたが、先週から「トラブル対応」のご依頼がけっこうあります。
まずは「スガ漏れ」。
「スガ漏れ」は単純な「雨漏れ」とは違い、部屋で暖められた熱で直上の屋根面の雪が溶けて、「軒先」で冷やされて氷になり、勾配がなくなり水が溜まって漏水する現象です。(いずれにしてもトタンの「ハゼ」から漏水しなければ良いのですが・・・)
そういう訳で「氷」を落とせばとりあえずの処置はOKです。春になったら屋根面の確認をしましょう。
次は無落雪屋根の「トイ」の凍結です。これは大変。
「トイ」は配管の下方から凍結していきますので、こうなってしまうと配管内は「アイスの棒」です。暖気になると雪が溶けて屋根上がプール状態になってしまいます。高確率で室内に漏水してしまいます。
対策としては、「トイ上部を解体して仮に排水路を確保する」か、「春まで雪を溜めない」しかないですね。
アイスの棒は下から炙っても溶けませんので。
来冬までに「ドレンヒーター」を設置する事をお勧めします。
写真は無いですが、昨日(日曜日)の夕方にお客様から電話があり、「屋根が落ちてしまった!。早くきてもらえないか・・・」との事で、行ってきました。
「屋根が落ちた?」・・・どんな事だろうと思って行ってみると、縁側の「テラスの屋根と柱」が多量の雪と共に倒れてしまってました。(私達で施工したものではないですよ)
とりあえず、縁側のガラスが割れない様に雪かきして、今日「コンパネ」で養生してきました。春になったら丈夫に復旧しましょう。
この他にも、雪庇(せっぴ)によってガラスが割れた方も。
今後も積雪は増えそうだし、気温も上がらないし、まだまだ「雪害」はありそうですね。
雪害もそうですが、「道路」なんとかならないですかね・・・。積み上げた雪の山で、車はすれ違えないし、見通しは悪いし・・・、あちこちで埋まってるし。
そうそう。一昨日、前の軽トラックが端に寄って止まったので、ゆっくり追い越そうと思ったら、対向車を待ってたらしく、ご年配の男性がわざわざ窓開けて大きい声で「バガコノー!わ、まってらんだね!」って。すごく大きい声でした。見た感じ70代くらいの方でしたが、感心するほど大きい声でした。両手を合わせて「ごめんね!。うっかりしたっ!」で納まりましたが。立ち話してたおばあちゃん3人がそれみて笑っていたので、雰囲気的に助かりました。
運転、気を付けます。
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