栃木県栃木市藤岡町内野にある渡良瀬遊水地の緑道でアトリなどを観察しました

　栃木県栃木市藤岡町内野にある渡良瀬遊水地の緑道を散策し、アトリやカワラヒワなどを観察しました。

　広大な渡良瀬遊水地は不均等ですが、３分の一ずつの池に分けるように渡り道（緑道）が通っています。

　どの遊水地も広大です。

　水面の奥に男体山（標高,486メートル）が霞んで見えています。この男体山は栃木県日光市にある火山です。



　渡良瀬遊水地の緑道の外側には、広大な枯れたヨシ原が広がっています。この部分は陸地部分です。



　広大なヨシ原も多少凹凸があるようで、うねっています。

　緑道の脇には、葉を落とした木々が多く立っています。この葉を落とした木にアトリの数羽の群れが来て、留まりました。







　同じように、カワラヒワの群れも飛んで来ます。







　羽根の先に黄色い部分があり、綺麗な配色です。

　冬には、カワラヒワは30羽、40羽の大きな群れをつくり、1本の木に群がります。

　同様に、晩秋からはホオジロの仲間のカシラダカもよく見かけるようになります。





　カシラダカは代表的な冬鳥です。



　カシラダカの頭部は少し羽根が“鶏冠状”に見えます。

　今回、お目当てのベニマシコは少しは見かけましたが、すぐに隠れるので撮影はかないませんでした。

　木々の日がげ部分の枝先に、ジョウビタキのオスが留まりました。



　残念ながら、日陰でお腹のオレンジ色の羽根が見えません。

　この渡良瀬遊水地は、栃木県の南端に位置していて、栃木県・群馬県・埼玉県・茨城県の4県にまたがる面積33平方キロメートルの、総貯水容量2億立方メートルの我が国最大の遊水地です。