みゆきな日々

チワワのチェリー女の子&私・年金暮らしのジッちゃんに絶賛親孝行活躍中

隣の部屋の怪【3日目】

2010年05月03日 | インポート

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              沢山のコメント有り難うです

          いっぺんにコメント返せないけどゴメンよ

       多忙の為にコメが残せなくても必ず応援には行くもん

              だから気軽にコメ残してね

            *:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪

   空部屋になってるドアの前に佇みインターホンに手伸ばした

         その時、団地の主の言葉が浮かんだ

   インターホンを鳴らしてはいけない、ドアを叩いてもいけない

                  そうだった

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        思いとどまり部屋に戻って溜息を付きながら

          『私ったら何を考えているのかしら』

        隣の空き部屋に行ったって解決しないのに

 キッチンの割れた皿を片付けながら転勤の多い夫の仕事を考えた

                5年で2回の転勤 

              子供達に良いわけない

             引越しの労力は半端じゃない

          次からは単身赴任してもらわなくっちゃ

街の隅々まで知ってる夫と一緒の故郷で週1でも月1でも待ってた方が良い

                 だが今は我慢 

   疲れがピーク、子供達にまでイライラをあたっている自分に反省

    先に夕食を済ませた子供達を早く寝かせ夫の帰りを待った

          夫は午前様になる前の11時過ぎに帰宅

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              『何だまだ起きてたのか?』

              『あなた聞いてよ、今日ね』

                  【ホヤの刺身】

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              『疲れてるから明日、明日』

            ろくに話も聞かずに布団に入った

  明日は土曜日、会社は休みだし、じっくり話しを聞いてもらいましょ

    夫の立てる寝息の隣の布団に入り天井をじっと見つめる

        天井裏から誰かが覗いているような気がする

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  考えてみると、ここは団地の4階、動物が屋根に昇れる訳がないし

          コウモリでも住み着いているのかも?

         今日の事だって、やっぱり子供達の悪戯

   時計は深夜の2時を回ってる、今日で引っ越して3日目なのね

        あれこれ考えて過敏になってた神経も治まり

            ようやく眠りについた頃だった

                『おい和子おい』

              夫の呼ぶ声に起された

                『どうしたの?』

         『隣は誰も住んでないって言ってたよな?』

                『そう聞いてるけど』

     『ギシギシ音が聞こえてくるけど、和子は聞こえないか?』

        『引越しした夜から変な音や声は聞こえてたのよ』

           『やっぱり、あの噂は本当だったのか』

                 『えっ?噂って?』

  『会社で聞いたんだけど、この団地は怪奇現象が起こるらしい』

              『それが隣の部屋から?』

      『階下に住んでた人は病気になって入院しているし』

                 『音のせいで?』

 『誰もいないのに勝手に茶碗やグラスが落ちて壊れたって支離滅裂』

             『それは今日、私も経験したわ』

               『何で早く言わないんだ』

      『言おうとしたら疲れてるから後でって言ったの貴方よ』

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                  『悪かったよ』

                『子供達が心配だわ』

           子供達は何事もなく静かに眠っている

             すっかり目が冴えちゃったわね

       キッチンに座って夫に今日の出来事をゆっくり話した

          本当に何かに呪われてる団地だったりして

              冗談混じりに笑って喋る夫

その夫の目の前で一口飲んでテーブルに置いたコーヒーカップが動いた

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             団地に轟く絶叫を上げた夫

             ビックリしたのは和子の方

              夫が悲鳴を上げるなんて

      すっかり怯えた夫と寝室に戻り朝がくるのを待った

 

                  また続くのだ

                o(^◇^)/~ ばいちゃ~♪

            *:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪            

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