沢山のコメント有り難うです
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空部屋になってるドアの前に佇みインターホンに手伸ばした
その時、団地の主の言葉が浮かんだ
インターホンを鳴らしてはいけない、ドアを叩いてもいけない
そうだった
思いとどまり部屋に戻って溜息を付きながら
『私ったら何を考えているのかしら』
隣の空き部屋に行ったって解決しないのに
キッチンの割れた皿を片付けながら転勤の多い夫の仕事を考えた
5年で2回の転勤
子供達に良いわけない
引越しの労力は半端じゃない
次からは単身赴任してもらわなくっちゃ
街の隅々まで知ってる夫と一緒の故郷で週1でも月1でも待ってた方が良い
だが今は我慢
疲れがピーク、子供達にまでイライラをあたっている自分に反省
先に夕食を済ませた子供達を早く寝かせ夫の帰りを待った
夫は午前様になる前の11時過ぎに帰宅
『何だまだ起きてたのか?』
『あなた聞いてよ、今日ね』
【ホヤの刺身】
『疲れてるから明日、明日』
ろくに話も聞かずに布団に入った
明日は土曜日、会社は休みだし、じっくり話しを聞いてもらいましょ
夫の立てる寝息の隣の布団に入り天井をじっと見つめる
天井裏から誰かが覗いているような気がする
考えてみると、ここは団地の4階、動物が屋根に昇れる訳がないし
コウモリでも住み着いているのかも?
今日の事だって、やっぱり子供達の悪戯
時計は深夜の2時を回ってる、今日で引っ越して3日目なのね
あれこれ考えて過敏になってた神経も治まり
ようやく眠りについた頃だった
『おい和子おい』
夫の呼ぶ声に起された
『どうしたの?』
『隣は誰も住んでないって言ってたよな?』
『そう聞いてるけど』
『ギシギシ音が聞こえてくるけど、和子は聞こえないか?』
『引越しした夜から変な音や声は聞こえてたのよ』
『やっぱり、あの噂は本当だったのか』
『えっ?噂って?』
『会社で聞いたんだけど、この団地は怪奇現象が起こるらしい』
『それが隣の部屋から?』
『階下に住んでた人は病気になって入院しているし』
『音のせいで?』
『誰もいないのに勝手に茶碗やグラスが落ちて壊れたって支離滅裂』
『それは今日、私も経験したわ』
『何で早く言わないんだ』
『言おうとしたら疲れてるから後でって言ったの貴方よ』
『悪かったよ』
『子供達が心配だわ』
子供達は何事もなく静かに眠っている
すっかり目が冴えちゃったわね
キッチンに座って夫に今日の出来事をゆっくり話した
本当に何かに呪われてる団地だったりして
冗談混じりに笑って喋る夫
その夫の目の前で一口飲んでテーブルに置いたコーヒーカップが動いた
団地に轟く絶叫を上げた夫
ビックリしたのは和子の方
夫が悲鳴を上げるなんて
すっかり怯えた夫と寝室に戻り朝がくるのを待った
また続くのだ
o(^◇^)/~ ばいちゃ~♪
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