沢山のコメント有り難うです
いっぺんにコメント返せないけどゴメンよ
多忙の為にコメが残せなくても必ず応援には行くもん
だから気軽にコメ残してね
*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪
東京上野駅に着いた
駅構内から彼に電話
『もしもし私・・・来ちゃった』
『えっ?来ちゃったって今どこ?』
『東京駅よ』
遊びのつもりの田舎娘が追いかけてくるなんて
そこだけドジに本当の電話番号を書いていた
彼女は秋吉久美子似の美人だ
都会に住む秋吉久美子似の女なら鼻も引っ掛けない
しかし、まさか本当にくるなんて
意外に心が躍った彰
ヤクザの下っ端の下足番の彰
『兄貴分には何も告げず上野駅に迎えに行った』
そこには、純真無垢の田舎から出てきました姿の順子がいた
『本当に順子か?』
田舎人丸出しの方言で
『彰さん・・・わたし・・・来ちゃったよ、会いたくて』
彰は順子を見て涙が出そうになった
これ程に純真な気持ちで荷物一つも持たずに会いにくる女なんて居ない
自分のアパートは駄目だ
順子は美人
兄貴分に見つかったら食い物にされる
そこで知人の女性を頼って順子を当分の間、世話をしてもらおう
良子というソープで働く女性が居た
話を聞き純愛に感動して当分は居候を引き受けてくれた
ソープに勤めてる女だと知ると不安になる順子
『大丈夫よ、ソープ嬢だから怖い女だって思わないで』
何もかもが未知の会話
この女性と彰さんの関係は何?
『順子って名前だよね?彰のどこが良くて追いかけたの?』
『分りません』
『好きだから追いかけたのよね、だったら彰を男にしてやって』
意味が分らない
『男にしてやってって意味が分りません』
『あんた何も知らずに追いかけてきたのね』
『それ、どうゆう意味でしょうか?』
『極道って言葉を知ってる?』
『何ですかそれ』
『ヤクザよ』
『ヤクザって暴力団の事ですか?』
『当たり前じゃん、どっかの御曹司だとでも思ってたの?』
順子はソープで働いていると躊躇せずに言う、この女が嫌いだ
そもそもソープで働く女の所に預けられた自分
彰は普通の会社員、名刺もある
『これ見て』
彰の名刺を見せた
『アッハハハハッ~』
思いっきり笑った良子
『良く見てよ、この名刺の何処が会社なのさ』
社会人になったばかりの順子に名刺の区別など付くはずない
『今から言う事をしっかり聞いて覚えておいてね』
良子は順子に男の見分け方を教えようと思った
優しい言葉で近づく男や金品をチラつかせる男のノウハウ
だからと言って事態が変る訳じゃないが
万が一の事を教えて置きたかった
『私の職場は特殊なの、順子も知ってるよね、どんな仕事か』
私は誇りを持ってるのよ
私の職業が男を救っている
大昔から男を救うのは女
癒すのも女
奮い立たせるのも女
女の為に男は闘うものなの
私は愛する男の為に仕事して稼いでるのよ
言い切った良子
『愛している人が居るのに何故?』
いつか順子にも分かるって
そう言いながら順子に男の見分け方の基本を話し始めた
話しかけてくる男の身なりを最初に見るの
頭のてっぺんから足のつま先まで
女に慣れてる男は、全てが完璧よ
私は、それにつまずいてしまったの
だから元旦那が預けた順子は守るわ
元旦那?
また続くのだ
o(^◇^)/~ ばいちゃ~♪
*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪
プリン&メロンに今日も応援してね
↓↓↓