癒しの水辺

ガサガサや釣り、淡水魚飼育のあれこれ。
趣味の車いじりや魚屋の手伝い等の日常も綴ります。

深夜のナマズ釣り再び

2018-08-22 02:42:01 | 釣り(淡水)
夜勤帰りの深夜2時、私は、とある水路を目指していた。

目的は勿論ナマズ。

これで何度目だろうか?

隙を見ては、夜な夜な出掛けているのだが・・・

釣果は芳しくない。

いや、芳しくないどころではない。

もう何ヵ月引きを味わっていないのだろう?

散々である。

しかし、最近になって、少し状況が変わってきたのである。

少し、時間を遡ろう。

それは先週の土曜日の事。

その日は赤い月の夜であった。



気温は22℃、Tシャツ1枚では肌寒さを感じる程だった。

いつもの如く、腰の高さまで伸びた草を掻き分け、河岸を目指す。



岸ギリギリに立ち、伸びた草に引っ掛けないよう、オーバーヘッドで上流に向かってルアーをキャストする。

ルアーはジョイントジッターバグ改。

数投目、ルアーが岸寄りのボサの横を通り過ぎようとした所でバイト!

今までだったら、一発出て終わりというパターンだが、今回は珍しく追い食いして、3度目に乗った!

しかし、激しい水飛沫と共に、ヘッドシェイク一発でバレ。

残念な結果といえば、残念なのかも知れないが、近頃、ショートバイトばかりで乗らない日々を過ごしてきた私には、少し嬉しい。

この日は、この一発だけ。

翌日、昨夜の結果に気を良くした私は、嫁さんの視線も何処吹く風とばかりに、押し入れの中を引っ掻き回し、年代物のタックルボックスを引っ張り出して、店を広げる。









何処かにナマズに使えそうな物が眠ってないか?

ガサガサ取り出して・・・



この辺りは使えるじゃないのかな?

コイツは



どう使うんだっけ?

にしても、よくもまぁ、トップウォーターばかり、どんだけ持ってるんだ?

我ながら呆れるわ・・・

動きのわかっている物だけ数個、ケースに追加して、夜に別の水路に出掛けたのだが・・・

新しく加えたルアーには、バイトはあるものの、単発。

結局、この前買ったソフトキャタピーに変えた途端、激しいバイトと共に乗り、慎重に寄せてきたのだけれども、こちらに向かって走られ、足元を通り過ぎる時にフックオフ。

乗るようになっただけ、以前よりマシになったのだが、ついてない・・・

ナマズも本調子ではないのだろうか?

この日、一緒に行ってくれた釣友のH君が64センチを一本上げたのだが、写真を撮り忘れ。

H君のスマホで撮ったのを自分のスマホと勘違いしていたようだ。

そして、更に翌日の月曜日、いや、0時を回っているので火曜日か。

夜から降りだした雨は止み、雲の隙間から星が覗いている。

少し風があるが、釣りが出来ない程ではない。

それより、雨の影響で、どの程度の増水かが心配だ。

どちらにせよ、向かっている水路は、さほど影響はないだろう。

というか、影響の少ないポイントを選んだつもりなのだ。

ポイントに着くと予想通り、さほど増水していない、逆に丁度良い水量になっている。

少し流れが早いのが気になるが、まあ、なんとかなるだろう。

流れを考慮して、ルアーは羽根物のデカダンスを選ぶ。

このポイント、幅は数メートルしかなく、長さも100メートル程しかない。

つまり、一発勝負の場所なのだ。

慎重に投げた2投目に激しいバイト!

一発で乗った!

無我夢中で寄せる。

すんなり足元まで。

水面との高さは3メートル程。

テンションをかけたまま、腕をいっぱいに伸ばし、リールを巻きながら竿を水面に向ける。

ナマズのサイズは50センチ半ば程だろうか。

一気に抜き上げる。

よし、捕った!!

足元はアスファルト。

抜いたナマズを下に付けないよう、ラインを持ち、口を掴む為に、フィッシュグリップを取ろうと腰のバックに目を移した瞬間、それまで大人しかったナマズが暴れだし、体をくねらせた拍子にフックが外れ、地面にワンバウンドした後、水路へ・・・

ダメージを追って水面に浮かんじゃおらんか?と、ヘッドライトを付け、水面を覗きこんで見たけれども、何処にも姿は見えず。

写真を撮り損ねたのは残念だが、ナマズが元気に戻って行ったことで良しとしよう。

次は必ず写真を撮るぞ!

心に念じながら、その場を後にして、家路に向かった。

家に着き、リビングに入ると、テーブルの上で



コイツらがお出迎え。

どうやら出しっぱなしで出掛けてしましたらしい。

明日は嫁さんのお小言を覚悟せねば・・・