夜勤帰りの深夜2時、私は、とある水路を目指していた。
目的は勿論ナマズ。
これで何度目だろうか?
隙を見ては、夜な夜な出掛けているのだが・・・
釣果は芳しくない。
いや、芳しくないどころではない。
もう何ヵ月引きを味わっていないのだろう?
散々である。
しかし、最近になって、少し状況が変わってきたのである。
少し、時間を遡ろう。
それは先週の土曜日の事。
その日は赤い月の夜であった。
気温は22℃、Tシャツ1枚では肌寒さを感じる程だった。
いつもの如く、腰の高さまで伸びた草を掻き分け、河岸を目指す。
岸ギリギリに立ち、伸びた草に引っ掛けないよう、オーバーヘッドで上流に向かってルアーをキャストする。
ルアーはジョイントジッターバグ改。
数投目、ルアーが岸寄りのボサの横を通り過ぎようとした所でバイト!
今までだったら、一発出て終わりというパターンだが、今回は珍しく追い食いして、3度目に乗った!
しかし、激しい水飛沫と共に、ヘッドシェイク一発でバレ。
残念な結果といえば、残念なのかも知れないが、近頃、ショートバイトばかりで乗らない日々を過ごしてきた私には、少し嬉しい。
この日は、この一発だけ。
翌日、昨夜の結果に気を良くした私は、嫁さんの視線も何処吹く風とばかりに、押し入れの中を引っ掻き回し、年代物のタックルボックスを引っ張り出して、店を広げる。
何処かにナマズに使えそうな物が眠ってないか?
ガサガサ取り出して・・・
この辺りは使えるじゃないのかな?
コイツは
どう使うんだっけ?
にしても、よくもまぁ、トップウォーターばかり、どんだけ持ってるんだ?
我ながら呆れるわ・・・
動きのわかっている物だけ数個、ケースに追加して、夜に別の水路に出掛けたのだが・・・
新しく加えたルアーには、バイトはあるものの、単発。
結局、この前買ったソフトキャタピーに変えた途端、激しいバイトと共に乗り、慎重に寄せてきたのだけれども、こちらに向かって走られ、足元を通り過ぎる時にフックオフ。
乗るようになっただけ、以前よりマシになったのだが、ついてない・・・
ナマズも本調子ではないのだろうか?
この日、一緒に行ってくれた釣友のH君が64センチを一本上げたのだが、写真を撮り忘れ。
H君のスマホで撮ったのを自分のスマホと勘違いしていたようだ。
そして、更に翌日の月曜日、いや、0時を回っているので火曜日か。
夜から降りだした雨は止み、雲の隙間から星が覗いている。
少し風があるが、釣りが出来ない程ではない。
それより、雨の影響で、どの程度の増水かが心配だ。
どちらにせよ、向かっている水路は、さほど影響はないだろう。
というか、影響の少ないポイントを選んだつもりなのだ。
ポイントに着くと予想通り、さほど増水していない、逆に丁度良い水量になっている。
少し流れが早いのが気になるが、まあ、なんとかなるだろう。
流れを考慮して、ルアーは羽根物のデカダンスを選ぶ。
このポイント、幅は数メートルしかなく、長さも100メートル程しかない。
つまり、一発勝負の場所なのだ。
慎重に投げた2投目に激しいバイト!
一発で乗った!
無我夢中で寄せる。
すんなり足元まで。
水面との高さは3メートル程。
テンションをかけたまま、腕をいっぱいに伸ばし、リールを巻きながら竿を水面に向ける。
ナマズのサイズは50センチ半ば程だろうか。
一気に抜き上げる。
よし、捕った!!
足元はアスファルト。
抜いたナマズを下に付けないよう、ラインを持ち、口を掴む為に、フィッシュグリップを取ろうと腰のバックに目を移した瞬間、それまで大人しかったナマズが暴れだし、体をくねらせた拍子にフックが外れ、地面にワンバウンドした後、水路へ・・・
ダメージを追って水面に浮かんじゃおらんか?と、ヘッドライトを付け、水面を覗きこんで見たけれども、何処にも姿は見えず。
写真を撮り損ねたのは残念だが、ナマズが元気に戻って行ったことで良しとしよう。
次は必ず写真を撮るぞ!
心に念じながら、その場を後にして、家路に向かった。
家に着き、リビングに入ると、テーブルの上で
コイツらがお出迎え。
どうやら出しっぱなしで出掛けてしましたらしい。
明日は嫁さんのお小言を覚悟せねば・・・
目的は勿論ナマズ。
これで何度目だろうか?
隙を見ては、夜な夜な出掛けているのだが・・・
釣果は芳しくない。
いや、芳しくないどころではない。
もう何ヵ月引きを味わっていないのだろう?
散々である。
しかし、最近になって、少し状況が変わってきたのである。
少し、時間を遡ろう。
それは先週の土曜日の事。
その日は赤い月の夜であった。
気温は22℃、Tシャツ1枚では肌寒さを感じる程だった。
いつもの如く、腰の高さまで伸びた草を掻き分け、河岸を目指す。
岸ギリギリに立ち、伸びた草に引っ掛けないよう、オーバーヘッドで上流に向かってルアーをキャストする。
ルアーはジョイントジッターバグ改。
数投目、ルアーが岸寄りのボサの横を通り過ぎようとした所でバイト!
今までだったら、一発出て終わりというパターンだが、今回は珍しく追い食いして、3度目に乗った!
しかし、激しい水飛沫と共に、ヘッドシェイク一発でバレ。
残念な結果といえば、残念なのかも知れないが、近頃、ショートバイトばかりで乗らない日々を過ごしてきた私には、少し嬉しい。
この日は、この一発だけ。
翌日、昨夜の結果に気を良くした私は、嫁さんの視線も何処吹く風とばかりに、押し入れの中を引っ掻き回し、年代物のタックルボックスを引っ張り出して、店を広げる。
何処かにナマズに使えそうな物が眠ってないか?
ガサガサ取り出して・・・
この辺りは使えるじゃないのかな?
コイツは
どう使うんだっけ?
にしても、よくもまぁ、トップウォーターばかり、どんだけ持ってるんだ?
我ながら呆れるわ・・・
動きのわかっている物だけ数個、ケースに追加して、夜に別の水路に出掛けたのだが・・・
新しく加えたルアーには、バイトはあるものの、単発。
結局、この前買ったソフトキャタピーに変えた途端、激しいバイトと共に乗り、慎重に寄せてきたのだけれども、こちらに向かって走られ、足元を通り過ぎる時にフックオフ。
乗るようになっただけ、以前よりマシになったのだが、ついてない・・・
ナマズも本調子ではないのだろうか?
この日、一緒に行ってくれた釣友のH君が64センチを一本上げたのだが、写真を撮り忘れ。
H君のスマホで撮ったのを自分のスマホと勘違いしていたようだ。
そして、更に翌日の月曜日、いや、0時を回っているので火曜日か。
夜から降りだした雨は止み、雲の隙間から星が覗いている。
少し風があるが、釣りが出来ない程ではない。
それより、雨の影響で、どの程度の増水かが心配だ。
どちらにせよ、向かっている水路は、さほど影響はないだろう。
というか、影響の少ないポイントを選んだつもりなのだ。
ポイントに着くと予想通り、さほど増水していない、逆に丁度良い水量になっている。
少し流れが早いのが気になるが、まあ、なんとかなるだろう。
流れを考慮して、ルアーは羽根物のデカダンスを選ぶ。
このポイント、幅は数メートルしかなく、長さも100メートル程しかない。
つまり、一発勝負の場所なのだ。
慎重に投げた2投目に激しいバイト!
一発で乗った!
無我夢中で寄せる。
すんなり足元まで。
水面との高さは3メートル程。
テンションをかけたまま、腕をいっぱいに伸ばし、リールを巻きながら竿を水面に向ける。
ナマズのサイズは50センチ半ば程だろうか。
一気に抜き上げる。
よし、捕った!!
足元はアスファルト。
抜いたナマズを下に付けないよう、ラインを持ち、口を掴む為に、フィッシュグリップを取ろうと腰のバックに目を移した瞬間、それまで大人しかったナマズが暴れだし、体をくねらせた拍子にフックが外れ、地面にワンバウンドした後、水路へ・・・
ダメージを追って水面に浮かんじゃおらんか?と、ヘッドライトを付け、水面を覗きこんで見たけれども、何処にも姿は見えず。
写真を撮り損ねたのは残念だが、ナマズが元気に戻って行ったことで良しとしよう。
次は必ず写真を撮るぞ!
心に念じながら、その場を後にして、家路に向かった。
家に着き、リビングに入ると、テーブルの上で
コイツらがお出迎え。
どうやら出しっぱなしで出掛けてしましたらしい。
明日は嫁さんのお小言を覚悟せねば・・・