見かたを変えて。

子供のケガの後、電話とメールが鳴り止まなかった。

心配と興味が入り混じる。

そして、口々に許した事を寛大だと。

許す。
許さない。

「許さない」と言う選択肢の場合は何をするの？


確かにケガの内容によっては色々とあるだろう。

失明してたら……
傷が深くて手が動くなったら……
顔に大きな傷がついたら……

でも、息子は大丈夫！！
治る傷だけだ。

しかも、心も大丈夫！！

彼が許すと言う気持ちを尊重したし、例え許さないと言っても大事に至らなかったから
許すように諭しただろう。

許すのは違う？？？



暴れる子供の中に寂しさを見てしまったら、どうすればいいんだろう。

我が子なら、抱きしめて大切だと伝えられる。

だけど、それが我が子でなかったら？

でも、その子の中の寂しさに気づいてる。

その子は懸命に暴力や暴言で寂しさを訴えてる。

やっている事は確かに悪い。

だけど、その子は悪くない。

早く、その子の心を見て欲しい。

悪い子ではなく心が壊れかけれいる事を......見かたをかえて。

今ならまだ間に合う気がするから。