癒しの時間始めました!

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家族って。

2013年01月25日 | 日記
『新しい家族が増えました。』

年賀状に書かれた文字と赤ちゃんの写真。

彼女が結婚をしたと言う話は聞いて無かった。



お正月、帰省した時に彼女に会った。

彼女は未婚のシングルマザーになっていた。

『親にも内緒でこっそり産んだんだ(^-^)』って。

親には相手の男性は事故で死んだと言っている。

『私、父親を見てるから、絶対に旦那はいらない!って思ってた。
だから1人で生きていくつもりだったんだけど。それが2人になった。』

そう言いながら、屈託なく笑ってた。

旦那はいらないけど、子供は欲しかったんだと思う。



私は彼女の父親を知っている。

小さい頃の記憶では、すごく怖かった印象しかない。

彼女はいつも暴力を受けていて、腕にはタバコを押し付けられた跡が今も残ってる。

そんな生い立ちから旦那は「要らない」って。

そして、

彼女はそんな事から、自分も虐待をしてしまうのでは無いか?と恐れてた。

『そんな時は連絡してよ(^-^)』とメアドを教えた。

そして、ちゃんと育てられるか不安にもなっていた。

『自分が小さな頃、親からされてイヤだった事はしない。自分が小さな頃、本当にして欲しかった事をしてあげればいいんじゃない?
 
頭からの否定じゃなくて、受け入れてからなだめたり、話し合ったり。』

その後は彼女の小さな頃のつらかった想いが溢れ出した。




自分の育てられた家族の記憶はずっと残り、かなりの影響を及ぼす。

自分が育てられた記憶が基盤になるからだ。

正直、私も円満ないい家庭で育った訳じゃない。

だから、子供が出来た時はすごく困った。

自分の中にある母親は自分が求める母親像では無いものだから。

嬉しかった記憶がほとんど出て来なかったから。

そこから、育児書を読みあさった。

何十冊読んだかわからない。

で、出た答えは........無し(笑)

もちろん、発達学的には勉強になったけど、

結局は著者の主観に偏る物も多いし、

万人が全て同じ訳がない。


だからね?


そのまんまのその子を受け入れて、寄り添って行こう!と肩の力を抜いた。

確かに自分の苦しい幼少期の記憶はある。

それしか知らないから、「同じ事をしてしまうんじゃないか?」って恐れもあった。

でも、それを反面教師にすればいいと思った。

それが正しかったかどうかはまだ全くの不明だけど(笑)



『みむちゃんがちゃんとお母さんしてるから驚いたよ~!』って。

母親って言う意識はないんだけど(笑)

縁あって、こんな私を母と呼ばなければいけなくなった子供達......不憫だ(笑)

一緒にいられる時間は限られている。

それなら、楽しい時間を共有できる方がいいに決まっている。

でも、楽しまさせてもらってるのも育てられてるのも、実は私の方。



だから、

彼女の小さな家族はこれから、

大きな存在として彼女の人生を素敵なものにしてくれると思う。



苦しんだ分、どうか幸せになって下さい。