『新しい家族が増えました。』
年賀状に書かれた文字と赤ちゃんの写真。
彼女が結婚をしたと言う話は聞いて無かった。
お正月、帰省した時に彼女に会った。
彼女は未婚のシングルマザーになっていた。
『親にも内緒でこっそり産んだんだ(^-^)』って。
親には相手の男性は事故で死んだと言っている。
『私、父親を見てるから、絶対に旦那はいらない!って思ってた。
だから1人で生きていくつもりだったんだけど。それが2人になった。』
そう言いながら、屈託なく笑ってた。
旦那はいらないけど、子供は欲しかったんだと思う。
私は彼女の父親を知っている。
小さい頃の記憶では、すごく怖かった印象しかない。
彼女はいつも暴力を受けていて、腕にはタバコを押し付けられた跡が今も残ってる。
そんな生い立ちから旦那は「要らない」って。
そして、
彼女はそんな事から、自分も虐待をしてしまうのでは無いか?と恐れてた。
『そんな時は連絡してよ(^-^)』とメアドを教えた。
そして、ちゃんと育てられるか不安にもなっていた。
『自分が小さな頃、親からされてイヤだった事はしない。自分が小さな頃、本当にして欲しかった事をしてあげればいいんじゃない?
頭からの否定じゃなくて、受け入れてからなだめたり、話し合ったり。』
その後は彼女の小さな頃のつらかった想いが溢れ出した。
自分の育てられた家族の記憶はずっと残り、かなりの影響を及ぼす。
自分が育てられた記憶が基盤になるからだ。
正直、私も円満ないい家庭で育った訳じゃない。
だから、子供が出来た時はすごく困った。
自分の中にある母親は自分が求める母親像では無いものだから。
嬉しかった記憶がほとんど出て来なかったから。
そこから、育児書を読みあさった。
何十冊読んだかわからない。
で、出た答えは........無し(笑)
もちろん、発達学的には勉強になったけど、
結局は著者の主観に偏る物も多いし、
万人が全て同じ訳がない。
だからね?
そのまんまのその子を受け入れて、寄り添って行こう!と肩の力を抜いた。
確かに自分の苦しい幼少期の記憶はある。
それしか知らないから、「同じ事をしてしまうんじゃないか?」って恐れもあった。
でも、それを反面教師にすればいいと思った。
それが正しかったかどうかはまだ全くの不明だけど(笑)
『みむちゃんがちゃんとお母さんしてるから驚いたよ~!』って。
母親って言う意識はないんだけど(笑)
縁あって、こんな私を母と呼ばなければいけなくなった子供達......不憫だ(笑)
一緒にいられる時間は限られている。
それなら、楽しい時間を共有できる方がいいに決まっている。
でも、楽しまさせてもらってるのも育てられてるのも、実は私の方。
だから、
彼女の小さな家族はこれから、
大きな存在として彼女の人生を素敵なものにしてくれると思う。
苦しんだ分、どうか幸せになって下さい。
年賀状に書かれた文字と赤ちゃんの写真。
彼女が結婚をしたと言う話は聞いて無かった。
お正月、帰省した時に彼女に会った。
彼女は未婚のシングルマザーになっていた。
『親にも内緒でこっそり産んだんだ(^-^)』って。
親には相手の男性は事故で死んだと言っている。
『私、父親を見てるから、絶対に旦那はいらない!って思ってた。
だから1人で生きていくつもりだったんだけど。それが2人になった。』
そう言いながら、屈託なく笑ってた。
旦那はいらないけど、子供は欲しかったんだと思う。
私は彼女の父親を知っている。
小さい頃の記憶では、すごく怖かった印象しかない。
彼女はいつも暴力を受けていて、腕にはタバコを押し付けられた跡が今も残ってる。
そんな生い立ちから旦那は「要らない」って。
そして、
彼女はそんな事から、自分も虐待をしてしまうのでは無いか?と恐れてた。
『そんな時は連絡してよ(^-^)』とメアドを教えた。
そして、ちゃんと育てられるか不安にもなっていた。
『自分が小さな頃、親からされてイヤだった事はしない。自分が小さな頃、本当にして欲しかった事をしてあげればいいんじゃない?
頭からの否定じゃなくて、受け入れてからなだめたり、話し合ったり。』
その後は彼女の小さな頃のつらかった想いが溢れ出した。
自分の育てられた家族の記憶はずっと残り、かなりの影響を及ぼす。
自分が育てられた記憶が基盤になるからだ。
正直、私も円満ないい家庭で育った訳じゃない。
だから、子供が出来た時はすごく困った。
自分の中にある母親は自分が求める母親像では無いものだから。
嬉しかった記憶がほとんど出て来なかったから。
そこから、育児書を読みあさった。
何十冊読んだかわからない。
で、出た答えは........無し(笑)
もちろん、発達学的には勉強になったけど、
結局は著者の主観に偏る物も多いし、
万人が全て同じ訳がない。
だからね?
そのまんまのその子を受け入れて、寄り添って行こう!と肩の力を抜いた。
確かに自分の苦しい幼少期の記憶はある。
それしか知らないから、「同じ事をしてしまうんじゃないか?」って恐れもあった。
でも、それを反面教師にすればいいと思った。
それが正しかったかどうかはまだ全くの不明だけど(笑)
『みむちゃんがちゃんとお母さんしてるから驚いたよ~!』って。
母親って言う意識はないんだけど(笑)
縁あって、こんな私を母と呼ばなければいけなくなった子供達......不憫だ(笑)
一緒にいられる時間は限られている。
それなら、楽しい時間を共有できる方がいいに決まっている。
でも、楽しまさせてもらってるのも育てられてるのも、実は私の方。
だから、
彼女の小さな家族はこれから、
大きな存在として彼女の人生を素敵なものにしてくれると思う。
苦しんだ分、どうか幸せになって下さい。