癒しの時間始めました!

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日々思う事を素直に。

命の長さ。

2014年07月29日 | 日記
母が大腿骨骨折の退院から1ヶ月以上、

リハビリをせずに寝た切りになってしまっていた。

もちろん家族は回復に前向きじゃない母に怒りを。



先日、体調が良くないので掛かり付けの病院に。

軽い脱水を起こしかけていた。

そしてその後、母が点滴をしている間に家族が呼ばれた。



『発熱も癌からきたものと思われますし、骨に転移してるせいで、

痛みがあるからか動けず床擦れも出来てますね。

肺、肝臓にも転移してますがそこはまだたいした事はないです。』



え?転移?何の事?

主治医の先生も『え?ご存知無かったんですか?』と驚いた。



検診に行くのはいつも母、1人で。

もちろん『検査結果はどうだった?』と聞く。

すると母は『大丈夫!癌マーカーは上がってないよ。』って言ってた。

みんながその言葉を信じてた。

今年の5月にはもう自分の命は長くないのだとわかっていたようだ。

だけど1人で覚悟を決め、誰にも話さずにいたんだ。



今は最期の住み処になるホスピス探しをしている。





祖母が胸の苦しみを訴え、救急車で病院に運ばれた。

軽い心不全を起こしかけていた。

主治医の先生から説明があり、

肺に水が貯まっている事、心臓の大動脈弁の動きが良くない事を聞く。

肺の水は抜く事が出来るが、心臓の手術は高齢の為出来ない。

命の長さは心臓の頑張り次第になる。

病院のベッドに寝かされた祖母は、

『ここが私の最期の場所になるのかなぁ…。』と。



人の世話になりたくない!とボケないように新聞を読み、

ストレッチを欠かさず、オムツにも頼らず、

介助なしでトイレも食事も入浴も頑張ってきた92歳。

プライドの高さの頑張りは見事だ。



人の命の長さはわからない。

家族として、その時が来るまで寄り添うだけ。

願う事は、

苦しまずに心穏やかに。

ただそれだけだ。