癒しの時間始めました!

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何があっても。

2014年08月09日 | 日記
母親をホスピスへ移送した。



末期がんの患者の最後の場所として緩和ケア病院(病棟)がある。

今までかかっていた病院はあくまでも治療メインの病院。

緩和ケア専門の看護師から呼び出しがあり、転院をススメられた。

もう治療を施しても治る見込みが無いので転院なのだ。



ただ、今回受け入れてくれたホスピスはまだ新設したばかりで、

そこの階はエレベーターを降りた所からホテルのようで病院とは思えないほど綺麗だ。

が、そこは満杯で今は順番待ちで一般病棟へ。




患者人口からする緩和ケアの出来るホスピスはまだ少なく、反対に癌患者は増える一方。

どこも満杯で空くのを待っている人がたくさんいる。

どの県も足りてないのが現状だ。



母は今、何を思っているんだろう。。。。。



でも、感傷に浸っているなんて暇はない。

こんな時、父親は本当に役に立たない。

悲劇のヒーローのように落ち込み、『眠れない』だの『食欲がない』だの面倒くさい。

悲しいのはみんな一緒なのに。。。。。

それでも、やらなければいけない事はたくさんある。





現実問題、

母は居なくてもご飯は食べるし、お風呂も入れば、テレビも見る。

全く家計に関係してこなかった父親は何もわからない。

所帯の違う私にはさっぱりわからないのに、こんな父親だからあてに出来ない。

自分の家の事だけでなく、家計から病院の手続き、

揚げ句には葬儀の手配まで。

『まったく!しっかりしてよ!!』なのだ。

泣きたい気持ちは同じだってば。




どれだけ悲しく辛くても、生きているモノは進むしかない。

いつも思う事。

もし、自分が亡くなった方の立場なら.......

いつまでも泣かれると心配になる。

笑顔で頑張ってくれたら、

安心出来る。

亡くなった人の為を思うのなら、いつまでも泣いてないで一生懸命に自分の人生を生き抜いて欲しい。

そして、

たまに思い出してくれたらいい。

私はそう思うから、

いつまでも泣かない、いつまでも忘れない。