友達から連絡が入る。
「あなたの家の近所で売りに出されてる家があるんだけど、そこってどう?」って。
何日か前にポストに入ってた中古の家のチラシ。
私の親世代の時に売り出された住宅地で、
最近では、空き家や更地、高齢者の独り暮らしも増えてきた。
なので、中古物件の売り出しは珍しくない。
売り出されてる物件は、
築5年、56坪のまだ新しい物だった。
なのに売り出し価格がすごく安いのだ。
欲しがる人が居ても当然かも。
ただ、ご近所の方と話してて、
「ロ-ンが払えなかったんやろ。」とか、
「まだ住んでるみたいよ。」とか聞いた。
そこで疑問。
「何で、築5年の物件なのに安値なのか?」
「何で、まだ住人が居るのに売り出されてるのか?」
答えは『競売物件だから。』だったんです。
競売、入札.............一般の主婦には聞き慣れない、縁の少ない言葉だ。
早速調べてみる。
『競売物件とは』
借入金の返済ができない債務者がその担保として提供していた土地や建物などの不動産を債権者が裁判所に申し立て、
裁判所を介して売却する不動産物件を競売物件といいます。
競売物件は裁判所に委嘱された不動産鑑定士が最低売却価格を決めます。
この価格は競売という特殊性により市場価格の5~7割程の設定になっています。
競売物件の購入は入札により、誰でも自由に参加でき、購入希望者が一定期間内に裁判所に対して入札します。
入札をした人の中で、一番高い価額をつけた人が落札人となります。
落札人は、裁判所の指定した期日までに代金を納入すれば、裁判所の職権により所有権を取得します。
ローンを払えなくなった人の土地をお金を貸した銀行が少しでも回収する為に、裁判所に申し立て競売にかける。
そんな事ですね(*^-^*)
土地56坪 + 3LDK の築5年の建物を合わせて、1千万ほど。
確かに他の物件よりあきらかに安かったです。
ただ、
安いから良い!って訳じゃないんですね。
調べてみました!!
『競売物件のメリット 』
●競売物件は、一般的な中古物件に比べて3~7割程度の価格で購入することができます。
●所有権移転登記・担保権抹消登記の請求をする相手が裁判所であるため、裁判所に指定された期日までに書類を提出すれば、裁判所から管轄法務局へ嘱託登記がなされます。
最大のメリットは安さ!って事ですね。
ものすごく良い物件が半値以下と言う事もあるみたいです。
『競売物件のデメリット』
●基本的に所有者・占有者の許可がないと建物内部を見ることはできません。
物件明細書・現状調査報告書・評価書といわれる書類のみの確認となります。
したがって、落札してからいざ物件の内部を見てみると使用する為には多大な費用がかかることがあります。
●落札しても裁判所は登記をするための事務的手続きのみで、明け渡しまではやってもらえません。
競売物件では複雑な権利関係(賃借権の設定・留置権の存在・地上権・地役権・共有等)があることが多く、購入しても占有者から権利を主張され明け渡しが困難となることがあります。
●競売物件を落札したら裁判所が指定する代金納付期限内に、落札金額を現金で一括払いする必要があります。
期限内に代金を支払わなかった場合、入札の際に裁判所に振り込んだ保証金は返還されません。
●通常の建物の売買契約と異なり、建物の引き渡し後に、瑕疵(かくれたキズ)が見つかっても、買い主は裁判所に対して、民法に基づく瑕疵担保責任を追及して、損害賠償を請求することができません。
したがって、そのような瑕疵が引き渡し後に見つかっても、その修繕費は全て購入者の負担となります。
問題は、このデメリットの中身と多さ。
ご近所の物件、まだお住まいになられてました(^-^;)
だから、当然のごとく家の中は見せてもらえない。
知りたければ裁判所へ行き、提出された内部の写真は見せてもらえるそうです。
この売りに出されてるのにまだ『住んでる』って言うのが大きい問題なんです。
明け渡しまではやってもらえません。
占有者が立ち退きしないようなら6ヶ月以内に引渡命令・強制執行する事ができますが、
これもタダではありません。
そして、瑕疵(かし)の問題があります。
瑕疵とは、欠陥を意味する法律上の用語です。
もし、その物件が欠陥住宅であっても、シロアリに食い荒らされていたとしても、
雨漏りがひどかったり、などの色んな問題を抱えた物件だったとしても、
その修繕費は全て購入者の負担になります。
以上の事から、今はまだ住んでらっしゃる事を一番のデメリットとして、
お友達は購入をやめました。
裁判所の競売のホームページには本当にたくさんの競売物件が溢れてました。
当然、やろうと思えば私でも入札出来るんですよね(*^-^*)
競売物件を安くで買って、そこに金額を上乗せして売る。
そんな事を業者ではなく、個人でもされてる方がいらっしゃるようですが、
勉強しないとド素人では大変かもしれないですね。
と、言う事で......
生活していく家を目先の安さにつられると大変な事も。
競売物件を考えておられる方はよく調べてから、勉強してからの方がいいと思います。
またまた、勉強になりました(*^-^*)/
「あなたの家の近所で売りに出されてる家があるんだけど、そこってどう?」って。
何日か前にポストに入ってた中古の家のチラシ。
私の親世代の時に売り出された住宅地で、
最近では、空き家や更地、高齢者の独り暮らしも増えてきた。
なので、中古物件の売り出しは珍しくない。
売り出されてる物件は、
築5年、56坪のまだ新しい物だった。
なのに売り出し価格がすごく安いのだ。
欲しがる人が居ても当然かも。
ただ、ご近所の方と話してて、
「ロ-ンが払えなかったんやろ。」とか、
「まだ住んでるみたいよ。」とか聞いた。
そこで疑問。
「何で、築5年の物件なのに安値なのか?」
「何で、まだ住人が居るのに売り出されてるのか?」
答えは『競売物件だから。』だったんです。
競売、入札.............一般の主婦には聞き慣れない、縁の少ない言葉だ。
早速調べてみる。
『競売物件とは』
借入金の返済ができない債務者がその担保として提供していた土地や建物などの不動産を債権者が裁判所に申し立て、
裁判所を介して売却する不動産物件を競売物件といいます。
競売物件は裁判所に委嘱された不動産鑑定士が最低売却価格を決めます。
この価格は競売という特殊性により市場価格の5~7割程の設定になっています。
競売物件の購入は入札により、誰でも自由に参加でき、購入希望者が一定期間内に裁判所に対して入札します。
入札をした人の中で、一番高い価額をつけた人が落札人となります。
落札人は、裁判所の指定した期日までに代金を納入すれば、裁判所の職権により所有権を取得します。
ローンを払えなくなった人の土地をお金を貸した銀行が少しでも回収する為に、裁判所に申し立て競売にかける。
そんな事ですね(*^-^*)
土地56坪 + 3LDK の築5年の建物を合わせて、1千万ほど。
確かに他の物件よりあきらかに安かったです。
ただ、
安いから良い!って訳じゃないんですね。
調べてみました!!
『競売物件のメリット 』
●競売物件は、一般的な中古物件に比べて3~7割程度の価格で購入することができます。
●所有権移転登記・担保権抹消登記の請求をする相手が裁判所であるため、裁判所に指定された期日までに書類を提出すれば、裁判所から管轄法務局へ嘱託登記がなされます。
最大のメリットは安さ!って事ですね。
ものすごく良い物件が半値以下と言う事もあるみたいです。
『競売物件のデメリット』
●基本的に所有者・占有者の許可がないと建物内部を見ることはできません。
物件明細書・現状調査報告書・評価書といわれる書類のみの確認となります。
したがって、落札してからいざ物件の内部を見てみると使用する為には多大な費用がかかることがあります。
●落札しても裁判所は登記をするための事務的手続きのみで、明け渡しまではやってもらえません。
競売物件では複雑な権利関係(賃借権の設定・留置権の存在・地上権・地役権・共有等)があることが多く、購入しても占有者から権利を主張され明け渡しが困難となることがあります。
●競売物件を落札したら裁判所が指定する代金納付期限内に、落札金額を現金で一括払いする必要があります。
期限内に代金を支払わなかった場合、入札の際に裁判所に振り込んだ保証金は返還されません。
●通常の建物の売買契約と異なり、建物の引き渡し後に、瑕疵(かくれたキズ)が見つかっても、買い主は裁判所に対して、民法に基づく瑕疵担保責任を追及して、損害賠償を請求することができません。
したがって、そのような瑕疵が引き渡し後に見つかっても、その修繕費は全て購入者の負担となります。
問題は、このデメリットの中身と多さ。
ご近所の物件、まだお住まいになられてました(^-^;)
だから、当然のごとく家の中は見せてもらえない。
知りたければ裁判所へ行き、提出された内部の写真は見せてもらえるそうです。
この売りに出されてるのにまだ『住んでる』って言うのが大きい問題なんです。
明け渡しまではやってもらえません。
占有者が立ち退きしないようなら6ヶ月以内に引渡命令・強制執行する事ができますが、
これもタダではありません。
そして、瑕疵(かし)の問題があります。
瑕疵とは、欠陥を意味する法律上の用語です。
もし、その物件が欠陥住宅であっても、シロアリに食い荒らされていたとしても、
雨漏りがひどかったり、などの色んな問題を抱えた物件だったとしても、
その修繕費は全て購入者の負担になります。
以上の事から、今はまだ住んでらっしゃる事を一番のデメリットとして、
お友達は購入をやめました。
裁判所の競売のホームページには本当にたくさんの競売物件が溢れてました。
当然、やろうと思えば私でも入札出来るんですよね(*^-^*)
競売物件を安くで買って、そこに金額を上乗せして売る。
そんな事を業者ではなく、個人でもされてる方がいらっしゃるようですが、
勉強しないとド素人では大変かもしれないですね。
と、言う事で......
生活していく家を目先の安さにつられると大変な事も。
競売物件を考えておられる方はよく調べてから、勉強してからの方がいいと思います。
またまた、勉強になりました(*^-^*)/