つれづれブログ

日常のちっちゃなことをつれづれなるままに・・・

ピアノ教室って?

2009-12-07 11:07:46 | Weblog
何かを人に教えるのはとても難しいことだと、毎日痛切に感じておりますが、
改めて考えなおす出来事が。
今回のグレードテストの結果は無事全員合格ということになりました。
しかしそこには1通の手紙が添えられていました。
32分音符の練習の仕方などが書かれており、とても有難いことだと感謝しております。
ここからが難しいところです。数々のご指摘の点は、通常のレッスンで私自身生徒に散々言ってきたことでした。
それをしっかりマスターさせられないまま、テストを受けさせてしまったことに後悔はしています。
が、その練習は何ヶ月にも渡って同じ箇所を何度も何度も弾かなくてはなりません。
つまりは練習しなければ出来るようにならないものなのですが、それをどこまで強制できますか?毎日練習に付きっきりでやらせる訳にもいかず、練習したらシールを貼るとかそんなことはとっくにやっているけれど、なかなか効果は出ず。

そんな時に思い出す言葉が
「私たちは大学教授でも何でもなく、町のピアノ教室の先生なのだから、
どんな子でも受け入れて、わかりやすく、生徒一人一人、出来る範囲での上達を
目指せばいいのでは。」
つまりは弾きたい曲を楽しく演奏することが大事なのではないでしょうか?
その為には基礎練習も、読譜力も必要にはなります。
でも、だからといって私達が練習してきたように、同じ小節を100回弾くとか、そんな練習を、今の生徒に強制は出来ません。
言える事は「やってね」の一言くらいです。
だったら出来ない部分は多くの曲をこなす間に出来る様になればいいから、今は全体を見て、本人がやり遂げた感があれば良いのではないでしょうか?
子供たちの○(ハナマルのつもり)がもらえなかったときのあの残念そうな顔。きっといっぱい練習したのに、先生が1箇所にこだわりすぎちゃった時なんだよね。
そう思うと改めてグレードテストの意義を考え直しちゃいました。

実は再来年頃になると思うのですが、ミュージックキーのグレードテストを教室で受けることが出来るようになるかもしれません。
http://www.musickey-piano.com/nintei.html
このグレードは、私の考えにピッタリなシステムなので、是非導入できるよう、今勉強を続けています。

何だかずっと重い気持ちを引き摺っていたのですが、少し前向きになってきました。今から練習してきます。