つれづれブログ

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おすすめ幼児教育

2014-05-28 08:15:46 | Weblog
リトミックを教えている立場上、幼児教育にもとても興味があります。
どちらかというと、みなさんが思っている幼児教育(早期教育)には反対派です。
どんなことかというと、早い時期から字が読み書きできる(漢字も含む)、算数ができる(九九なども含む)等です。
私が教えているお子さんの中にも、とても早い時期から色々出来るお子さんもいらっしゃいました。
それはどうも幼稚園の教育が変わっていったことだと思います。
私の通っていた幼稚園、そして二人の子供が通った幼稚園は一貫して「怪我をせずお家へ帰すこと。」でした。
私は大賛成です。その中から、学ぶべきことはたくさん出てきます。
怪我、病気をしなければ子供は次々自らの力で吸収していきます。
ところが、最近は大人が先に何かを与えてしまいます。
「九九はこう言うのよ。」「あなたの名前はこうやって書くのよ。」と。
小さな子は簡単に覚えます。
当たり前です、模倣のプロなんですから。
リトミックのレッスンでよく口にする
「お子さんはまねっこの天才、お母様がやってみてくださいね」というのはそんな訳です。
現在のSTEP4クラスは6人で子供たちだけでやっていますが、なんとまあ様々なことを吸収しているなあ。
天才揃いだなあと思ってレッスンをしています。
思い返せば、このクラスのお母様方が積極的にレッスンに参加してくださる方々で、ゴリラの真似も恥ずかしがらずにやってくださいました。
お子さんへの声掛けも上手なお母様でした。
そんなクラスのお子さんは、お母様がいらっしゃらなくても積極的にレッスンに参加します。
そして以前やったことをとてもよく覚えています。

そこで皆さんにやっていただきたいのは、きれいな音楽を聴く、歌う、絵本を読む、ご挨拶をする、片付けなどお家のお手伝いをするなどです。
STEP1のレッスンではおにぎりを作る課題があります。
是非お家でやってみてくださいとお話していますが、これは大きなお子さんにも大切です。
△おにぎりを握る形はピアノを弾く手の形です。早くから上手に握れていればピアノへの導入は楽になります。
洗濯ばさみを利き手とは反対の手で留める、1と4の指で挟むなど、ピアノには欠かせない練習です。
雑巾を絞る、お買い物の荷物を持つことなどは積極的にお願いしましょう。
握力を鍛えることがピアノ演奏への近道です。
これだけ幼稚園の間にしっかりできれば、字が書けなくても、足し算ができなくても、小学校以降困ることはありません。
小学校に入る年齢以降にやることは、入学後にやればいいのです。
脳の発達を待っているのですから。
早くできるようになったお子さんが、成績優秀かと言ったら違うことをお気づきの方も多いことでしょう。
それでも親心として焦ってしまう気持ちはわかります。
でも待つことも教育です。大人なのですから、待てるはずです。理性をもって待ちましょう。
まだ出来ないではなく、いつか出来るとポジティブに。

そんな考えで、リトミックとピアノを教えています。