学びスタジオ®︎ブログ

塾での出来事や教育について書きたいと思います。

赤ちゃんの体験がコミュニケーションの原点

2022-04-25 12:23:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回も、コミュニケーションについて書きます。

❤︎外交的な子どもと内向的な子ども

自分の意見をズバッと言える子どもと
恥ずかしくて言えない子ども

これは、その子の性格によるのでしょうか。
私は、赤ちゃんの時の体験が大きく作用すると思います。

❤︎赤ちゃんがコミュニケーションの出発点

赤ちゃんは、
泣けばおむつを替えてもらえる、
あやしてもらえる……

自分が発信すると何かしてもらえる、
という経験を繰り返すことで、
"声を出すことには意味がある”
と学んでいきます。

応答を繰り返すなかで、
コミュニケーションが楽しくなり、
ことばを覚える意欲にもつながっていきます。

❤︎赤ちゃんが声を出したとき、まねをして返す

赤ちゃんに「声を出すことには意味があるんだよ」と教えてあげます。

そのために、
赤ちゃんが声を出したときに、
その声をまねて返してあげましょう

こうしたやりとりから、
赤ちゃんは、
声を出すことがコミュニケーションになるのだ、
とだんだん理解していきます。

❤︎期待通りに反応してあげる

赤ちゃんは、
自分が「いないいないばあ」をすれば、
相手から反応を期待します。

だから、
赤ちゃんの期待通りに反応してあげることがとても大事です。

期待通りにいかないと、ムッとしてしまうこともあります。

❤︎子どもは繰り返しが好き

また、
子どもは、
同じことの繰り返しがものすごく好きです。

何度も「いないいないばあ」をしてくることもあるでしょう。
その繰り返しの中で、
頭の中の働きが確実なものになっていきます。

❤︎目を見て、ゆったりしたリズムで、できるだけ静かなところで話す

赤ちゃんの目を見て、
少し高い声で言ってみてください。

そうすると.
赤ちゃんはこちらをずっと見てくれます。

同じことばを、
同じ調子で繰り返してあげるのも、
赤ちゃんの安心感につながります。

❤︎「この人に伝えたら、聞きてくれる」体験

「おはよう。おはよう。いいお天気だねえ」……
そんなゆったりしたリズムが、
赤ちゃんにとって聞き心地もよく、
「ああ、わかり合えた」という時間になります。

赤ちゃんが「この人に何かを伝えたら、
待ってくれる、聞いてくれる」と感じるリズムになるように、意識してみてください。

❤︎「伝えたい」という気持ちを育てるために

そして、もう少し大きくなり、
子どもが夢中になって何かをしているとき、
そばにいるだけでも十分です。

子どもは、
親が寄り添ってくれることで、
「自分がしていることを認めてくれている、
興味を持ってくれている」と感じて、
うれしい気持ちになります。

子どもが振り返ったり、
手をつかんできたりすることがあれば、
そのタイミングでしっかり応えてあげます。

❤︎「伝えたい」という気持ちを大切に

子どもはいろいろなものに興味を示します。

そのそれぞれにおいて、
それを「伝えたい」という気持ちを大切にしてあげれば、
コミュニケーションがドンドン育ってきます。

❤︎まとめ。赤ちゃんの体験がコミュニケーションの原点

赤ちゃんが「アー」と言うと
何かしてもらえる
ということをたくさん体験すると
"声を出すことには意味がある”
と学んでいきます。
コミュニケーションをとりたい気持ちがすくすく育ていきます。


コミュニケーションを育てるスイッチ

2022-04-24 10:57:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、コミュニケーションについて書きます。

❤︎コミュニケーションが高い人

このコミュニケーション能力の高い人は、
世の中がどのように変化しようとも、
人間関係を円滑に保てます。

❤︎コミュニケーションを育てるには

子どもの「伝えたい」という気持ちを育てることです。

「伝えたい」という気持ちが、
コミュニケーションの始まりです。

コミュニケーションとは、
誰かと誰かとの間で何かを共有することです。

子どもは、
共有するという仕組みを、
少しずつ時間をかけてつくっていきます。

❤︎子どものコミュニケーションの発達段階

❶“子どもと大人との関係”が育つ

生後間もないころは、
子どもの発信に親が答えるという関係が育っていきます。

❷“子どもとものの関係”が育つ

おすわりやハイハイができるようになると、
周りにある“もの”にも関心が出てきます。

ものに手を出して触るなどして
関係がつくられていきます。

❸“子どもと大人とものの関係(三項関係)”が育つ

それから、
親とものを同時に意識し、
共有できるが関係が育ってきます。

子どもが「あー」と言いながら、
お母さんにおもちゃを差し出す。

赤ちゃんとお母さんとの間で、
おもちゃを共有している状態です。

❤︎"伝えたい気持ち”を育てるスイッチ

“三項関係”が育ってくることで、
子どものコミュニケーションが広がります。

三項関係がうまく働いて、
ことばが育っていくには、
3つのスイッチが入ることが大切です。

❶子どもの心が動くと表現したくなるスイッチ

「楽しい」や「びっくり」など、
心が動く体験をすると、
思わず「アー!」「おぉ」と声を出すなど、
表現をしたくなります。

❷表現したらわかってくれる相手がいるスイッチ

子どもが「楽しかった」「びっくりした」と表現したときに、
親が「楽しかったね~」「びっくりしたね~」と言ってあげる。

子どもの体験したことを親が共有してあげることも、
子どもの伝えたい気持ちを高めます。

❸表現したら返してくれる、通じたスイッチ

子どもが声や体で表現すると、
親が「そうだね、〇〇だね」と返してあげる。

そんな応答的環境にいると、
子どもは自分の表現が通じたうれしさを味わい、
「また表現したい」と思うようになります。

❤︎まとめ。コミュニケーションを育てるスイッチ

❶子どもが心が動くと表現したくなるスイッチ
❷表現したらわかってくれる相手がいるスイッチ
❸表現が通じたスイッチ
3つのスイッチをオンにして、
うまく話すことより、
話したくなる気持ちを大切にすることが
本当のコミュニケーションを育てることにつながります。


誇りが、努力を育て、感謝に

2022-04-22 13:14:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、誇りについて書きます。

❤︎親の学歴とは関係ないと考える方がいい

学力は遺伝する
とも
学力は遺伝しない
とも
証明されていません。

だから、
学力を遺伝の影響を重視する考え方は、
”努力をする”と真逆で有害だと思います。

❤︎努力を大切にする

例え優秀な親の遺伝子を
受け継いだからといって、
やはり努力しなければ
才能をつぶしてしまうだけです。

遺伝子よりも努力が大事であり、
努力しだいで学力を伸ばすことができる、
と信じさせる言葉かけをしてあげましょう。

❤︎「自分はバカだ」

もし、子どもが「自分はバカだ」と思ったなら、
その時点で、
それ以上勉強する意欲を失います。

❤︎多少の嘘も方便、家系に誇りを持たせる

遺伝の関連性はわからないものの、
子どもに自信を持たせる方法の一つとして、
自分の家系に誇りを持たせることは大切です。

多少オーバー気味に
「うちの先祖にはこんなに偉い人がいた」
「うちは勉強ができる家系だよ」
「同じ血が流れているんだから、あなたも賢いはずだ」

❤︎家系に誇りを持つと、努力できる

子どもにとっても「自分はどこから来たか」は、
大きな関心ごとです。

だから、
家系に誇りを持てることは、

「わたしもあの人のようにりっぱになりたい」
と大きな目標を持つきっかけになります。

「ぼくももっとできるはずだ」
と失敗に折れず、向上心を持ち続ける支えになります。

つまり、努力を惜しまない強い行動がとれます。

❤︎努力をし続けると、感謝の気持ちに変わる

そして、
努力をし続けると、
家系に誇りを持ち努力できたことに対して、
感謝の気持ちを抱けるようになります。

感謝の気持ちが育てば、
周りのことを考える余裕ができるようになり、
人間性が幅が拡がっていきます。

❤︎まとめ。誇りが努力を育てる。

学力と遺伝の関連は証明されていません。
しかし、
家系に誇りを持つことは、
高い目標を持ち、
向上心を持ち続ける支えになります。
このように努力を続けていくと、
家系への誇りが
家系への感謝に変わり、
強さと優しさを持った人へと成長できます。

"君だけの診断レポート"で学びに弾みを

2022-04-21 11:57:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回、6月5日に行われる四谷大塚全国統一小学生テストの"君だけの診断レポート"について書きます。

❤︎ "君だけの診断レポート"

四谷大塚の全国統一小学生テストを受けると、
その結果を、
"君だけの診断レポート"として、
一人一人に返ってきます。

全国統一小学生テストをつける度に、
その結果が蓄積されます。

❤︎"学習のSPDサイクル"が学力を伸ばす

1年に2回、続けて受験すると、
"学習のSPDサイクル"が身につきます。

❶See(現状を見る)
"全国統一小学生テスト"を受験します。

❷Plan(計画を立てる)
自己採点し、
"君だけの診断レポート"の返却面談で、
客観的なアドバイスに聞き、
「何をすべきか」を具体化します。

❸Do(学習を継続する)
見直し勉強会で間違えた単元の確認し、
ジュニア予習シリーズや予習シリーズなどの教材で学習、
ホームワークで学習習慣を確立します。

そして、
次回の統一テストで最高点を目指します。

❤︎模試は何のために受験するのか?

学力を測るためだけではありません。

現状を正しく把握して、
"学力を伸ばすための計画"を明確にして、
"目標"を決め、
達成に向かって努力します。

だから、学力は伸びます。

❤︎模試は連続して受験することで学力が伸びる

模試は学力を伸ばす機会と考え、
繰り返し受験しながら課題を見つけることで
学力は伸びていきます。

❤︎四谷大塚の"君だけの診断レポート"(全国統一小学生テストの成績表)

❶自分の位置がわかる

一緒に頑張る同級生の中で、
全国で、都道府県で、男女別で、
自分の位置が確認できます。

自分と同じように頑張っている仲間がいることに励まされます。

❷課題がわかる

前回と比較し、復習すべき課題を知るこどができる

教科ごとに、難易度順に、
自分の正解・不正解が
ビジュアル化され、
詳しく分析されているで現状を正確に知ることができます。

どの部分の復習が必要で、
強化すべきかを明確に示してくれます。

❸学習面談で学習の方針

生徒一人一人に合わせて、"君だけの診断レポート"返却時に学習面談を実施します。

一緒に"君だけの診断レポート"を確認しながら、
先生の目から、
これからの学習の方針について丁寧に聞くことができます。

❤︎まとめ。"君だけの診断レポート"が学びに弾みを

"全国統一小学生テスト"は、
年長さんから小学6年生まで年に2回
受験する度に蓄積される
"君だけの診断レポート"をみて、
子どもと一緒に、子ども自身が、
"学習のSeePlanDoサイクル"を考えて、
学ぶ習慣がついてくれば、
子どもの学力は、
自ずとグングン伸びていきます。

そして、
自ら考えて行動できる人間に
成長していってくれるでしょう。


教え合うと成績が上がる

2022-04-20 16:26:00 | 日記



こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、教え合いについて書きます。

❤︎芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の大泥棒

地獄にいる大泥棒が、
生前に一つ良いこと、蜘蛛を助けたという善行をしていたので、
仏様が、天国から蜘蛛の糸を彼のいる地獄に垂らしました。
彼は、その糸によじのぼり始めました。
ふと下を見ると、沢山の人がその糸をよじのぼっています。
彼は「これはオレの糸だ、降りろ」と叫びます。
すると突然、蜘蛛の糸はぷつりと切れてしまい、彼は地獄へと、まっさかさまに落ちていきました。
それを見ていた仏様は悲しそうな顔をしました。

❤︎受験が競争だと思うだけなら、『蜘蛛の糸』になるかもしれない

受験が、競争で、
1人でも多くのライバルを蹴落として勝ち抜く
というイメージが強かったら、

お互いに排除し合ったり、
勉強させないように努力したりする方向に向かいます。

結果的に、
まわりの人だけでなく
無駄な時間を使い、
自分自身の学力を下げることになってしまいます。

❤︎お互いに教え合う

逆に、
お互いに受験の情報を交換し合ったり、
勉強を教え合ったり、
ノートを貸し借りしている学校のほうが、
受験の合格率が高い傾向があります。

❤︎灘高の校風

灘高には、
同級生同士で協力して
一緒に学力を高めていこうという校風があります。

東大合格者数日本一を目指して、
助け合いをして、
一緒に合格しようという気持ちが
それぞれの生徒たちの中にあります。

❤︎受験の勝者は、人付き合いに優れている

だから、
受験の勝者は、
人情味に薄い、
人間性が欠落しているというのは間違っています。

むしろ受験勝者のほうが
人付き合いに優れた子が多い場合があります。

❤︎ストレスを軽減につながる

また、
受験というストレスに打ち勝つうえで、
支え合える友だちがたくさんいることは大きな強みとなります。

同じストレスを抱える者同士で、
共感し合いながら励ましていくことができるからです。

ストレスの軽減もつながります。

❤︎支えあうことは、人間的にも大きく成長できる

支え合いながら勉強する経験を通じて、
子どもは人間的にも大きく成長することができます。

共同体感覚は、
この助け合いの精神に通じています。

みんなで助け合うことでよい社会になる、
他人に貢献したことは必ず自分に返ってくるということです。

これは「みんなで幸せになる」社会のあり方です。

❤︎親の言葉が、競争と協調を学ぶ

親は、
友だち同士、
ときに競い合い、
ともに助け合いながら一緒に合格できることが
よいことだと伝えましょう。

子どもは、
受験を通じて、
正々堂々と競争することと協調することの両立を
学んでいくことでしょう。

❤︎まとめ。教え合うと成績が上がる

受験は、
「競争だから、教えるのは損」
では、心の偏狭な人間になってしまいます。
「教え合って、みんなで合格するんだ」
と思えるようになれば、
大きな心で優しさが育ち、
(正々堂々)競争と協調を両立することができるようになります。