あの日、3月11日。三陸の港町釜石は海の底に沈んだ。
安置所に運び込まれる多くの遺体。
遺された者たちは懸命に身元確認作業にのぞむ。
幼い我が子が眼前で津波にのまれた母親。冷たくなった友人……。
悲しみの底に引きずり込まれそうになりながらも、
犠牲者を家族のもとへ帰したい一心で現実を直視し、
死者の尊厳を守り抜く。知られざる震災の真実を描いた渾身のルポルタージュ。
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図書館から借りて読了。
『「鬼畜」の家』の著者、石井光太氏のほかの作品を・・と探したらこちらに。
5年前の3.11についての記述をこれまで殆ど読んでいなかったーと思いつつ。