母の忘れもの

軽度認知障害になった母の記録

炊飯器

2019-10-11 20:11:21 | 日記
実家の炊飯器が壊れたから買いたいと母が言う

電機屋さんに連れてって一緒に選んでと言うのでとりあえず壊れたと言う炊飯器の動作確認をしてみる

電源は問題なし
予約も炊飯も大丈夫そうだが
まあ長年使ってるし内釜もコーティングが剥がれまくってるし
まあいいかと電機屋に連れて行き
「希望はあるの?」と聞いてみたが最新機能がついていても覚えるのは無理だし今の母にはずっと使っていた炊飯器とボタンの位置が同じ感じであることやシンプルでボタンや表示の文字が大きいのが重要だ

「もう5合炊きじゃなくていいでしょ?老夫婦二人だけなんだし」と言うと「そうだよね、毎日3合以上炊くことないしそれでいいわ」と答えたので3合炊きのボタンの位置も見ながら「これは?」と言ってみる
すると「これ小さくない?何合炊き?」と言う
「3合炊きだよ、もう5合も炊かないから3合炊きにするって言ったでしょ?」と言うと「え~それじゃあ誰か来た時とか困らない?」と言い出す
「もうそんなに大勢人が来ることないじゃん、それにもしそんなことあってもうちが炊いて持ってってあげることもできるし何回も炊くことだってできるでしょ?」と言うと「そう?」と不服そう
でも一応そのときは納得する
電機屋で5回くらいそのやりとりを繰り返しなんとか3合炊きで、これならと思った炊飯器を購入

帰ってきて実家に設置に行く
父と話をして初めて前の炊飯器がダメだった理由がわかった
ごはんが臭くなるらしい
それは炊飯器のせいか?とも思ったが新しい炊飯器を設置して予約の時間も設定して予約の時間を紙に書いて炊飯器の近くに貼り付けた
ボタンもわかりやすいから大丈夫だろうと思ったが

数日後炊飯器がわからないから結局父がやってるらしいと聞いた

やっぱり同じ機能でも分かりやすくてもシンプルでも
見た目が変わるだけで混乱してしまうんだなあ

今やずっとなんとか使えてたBlu-rayレコーダーも使えなくなり観たいドラマを録りためて観ることができなくなった

次は何が使えなくなるのかなぁ?