まいにち

まいにちは書けません

熱中症の疑い

2018-07-26 18:06:36 | 日記
 「昨日、熱中症みたいになったんですよ」
 会って早々、山形さんが言いました。
 「昼間、自転車で移動していて、そのときは何でもなかったのに、夕方家に戻ったら急にクラクラして、慌ててOS1を飲んだら、頭がシャキッて」
 山形さんは、介護の必要な人の自宅に行き、食事や掃除の世話をしています。
 それで、大丈夫でしたか?
 「ええ、あとは。脱水症状だったのかな。さっきゼリータイプを飲んできたので、今日は大丈夫だと思います」
 よかったですね。

人生にトキメキ

2018-07-25 17:39:55 | 日記
 あれ? 給湯器ついていたかな。
 つい確認するくらい、水道水が熱くなっていました。しばらく流していても生温いまま。レタスはくったり。トマトの湯剝きができそうです。

 夕食はカレー。
 味見をすると、いつもよりちょっと辛い。最後に缶詰のサバを投入。サバが浸かっていたオリーブオイルで、味がまろやかになりました。
 賞味期限を2か月ほど過ぎてしまった缶詰です。
 まだまだ先だと思っていたのに、もう期限切れですか。子供の成長、仕事の締め切り、来年公開の映画。時間はあっという間に過ぎてしまいます。
 人生にトキメキがなくなったからですよ。チコちゃんが教えてくれました。

渡辺さん

2018-07-24 19:02:10 | 日記
 バスを降りて5分も歩かないうちに、汗がだらだらとたれてきました。もうだめだ。目の前の上島珈琲に飛び込みました。冷気が、すーっと身体の温度を下げます。
 コーヒーを手に奥へ進むと、壁際の席に渡辺さんが座っていました。同じマンションの上階に住む、上品なおばあさん。
 声をかけると、「こちらへどうぞ」と隣りの席へ手を向けました。
 「信じられない暑さね。お買い物? 私はいま終わったところ」
 渡辺さんの向かいの椅子に、大きく膨らんだエコバッグがのっていました。
 「あなたのお家は、洪水とか大丈夫だったの?」
 幸いなことに親戚はなく、広島に住む友人も無事でした。
 「大変なことね。命が助かっても、住むところが流されたり、親しい人が亡くなったり。本当にどうしたらいいのかしら。どうしようもないわね」
 ぼくだったら、きっと立ち直れません。
 「私もそうかしら。もうこんな年齢だし。もし生きていたら、先のことなんか考えられないでしょうね。でも、生きているってことは、生きるってことなんでしょうね」 
 生かされているということですか?
 「そんなに大きなことではなく、もっと簡単に、生きているから生きる」
 それで希望を持てますか?
 「目の前のことを、ひとつひとつこなしていくしかないでしょうね。先のことを考えて悲しくなるより」
 刹那的に生きる方がいいのかな。
 「人間だからね、あまり動物的に、その瞬間だけ良ければいいというのも困るけれど。そうね、とにくか少しずつよね」
 アイスコーヒーを飲み終えた渡辺さんは、バスの時間だから、お先にと、暑い暑い外へ向かって歩いて行きました。

未来のミライ

2018-07-23 18:57:38 | 日記
 『未来のミライ』を観ました。
 横浜が舞台なんだ。そうとわかると、俯瞰で映る街の中に、ランドマークタワーを見つけました。トンネルはきっと麦田町。そして家族の住む家は、ぼくの家から近いみたい。
 自転車の練習をしているのは森林公園。この季節、管理の人が芝刈り機に乗って、リズミカルに走り回っているはず。冬の晴れた日には、富士山が綺麗に見える小高い丘。
 バイクが疾走するのは、本牧から根岸。いまは工場が建ち並び、海に近づけないが、かつては潮干狩りができたという。

鈴木光二郎商店

2018-07-22 22:32:52 | 日記
 いろいろな人のブログを見ていたら、自分も書いてみたくなりました。
 人のブログといっても、いつも読んでいるブログはなくて、適当に検索して出てきたものを、適当に見ています。
 例えば「鈴木光二郎商店」と検索すると、「鈴木光二郎商店」はヒットしないけれど、似たようなところが出てきます。それを読むと、なんとなく面白い、ってこともあります。
 そんなふうに適当に見ているので、面白かったところをもう一度見ようとしても、どこだったかわかんないわけです。
 履歴は残っているはずですが、そこまで熱心には見ません。
  
 「鈴木光二郎商店」は、いま思いついた名前です。小学校の友人に鈴木光二郎がいて、彼の両親は「ベニヤ商店」という洋品店を営んでいました。
 私鉄の駅前に広がる商店街の真ん中あたり。隣りは弁当屋でした。
 普段は「コウジロウ」とか、「コウちゃん」と呼ばれていましたが、何かあると「ベニヤ」と叫ばれました。校庭の遠くにいると「ベニヤあ!」、三振すると「ベニヤ〜」、ヒットを打つと「ベニヤ!」のように。歌舞伎の「成田屋!」「中村屋!」の掛け声のようなものでしょうか。
 同じ中学に進みましたが、クラスも部活動も違ったため、中学生の時に一緒に遊んだ記憶がありません。中学を卒業してからは、会った記憶もなく、いまどこかですれ違っても、光二郎だと気づかないかもしれません。