義兄の別荘の桜の木を切りながら、頭に浮かんでくるフレーズは、
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」
植樹した木も何年かすると、家の屋根に覆いかぶさり、
やがて大きな雨粒が屋根を穿ちそうになります。
また、日当たりも悪くなり、虫たちの住処にもなります。
と言うことで、別荘に近い2本の桜の木を切り倒す事になりました。
家からチェンソーを持って50分かけて到着
切り倒す方向を誤ると、家の屋根や庭の木々、施設が痛みます。
木を見上げて倒してもよい方向に重心が無い場合は、楔やウインチを使いますが、
この場合は重心の偏りが大きいので、手動のウインチを使いました。
写真ではチョット見ずらいですが、ロープとウインチをセットして、チェンソーで受け口(倒れる方)を作り、
ウインチで引きながら追い口(背中)を切っていきます。
最後にツル(首の皮1枚?)を残して、ウインチで更に絞って行く。
微かにパチパチと音がし始めたら即退避・・・角度はピッタリでした。この征服感、満足感は貴重です。
倒れた後の桜の幹の地肌が、とても綺麗だったので少し持ってきて、磨いてみました。
簡単な一輪ざしくらいは、自分にも出来そうな気がするので、そのうちトライしてみます。
ところで「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」ですが、
桜は枝を切ると腐りやすく、梅は剪定をしないと花が咲かないということらしいです。
桜を切った私が馬鹿というわけではありませんので、誤解の無いように・・
それにしてもチェンソーワークとか草刈というのは、結果がすぐ出るのでやりがいというか
爽快感や達成感がすぐに味わえるので大好きです。
これまで100年ぐらいたたないと結果の分からない仕事ばかりしていたものですから・・
■追記
桜の木を切ったのは、大きな地震の有った厚真町でした。
8月30日に切って、一週間後の9月6日早朝に震度7の地震があり、大きな被害が有りました。
桜を切り倒した私のせいでは無いとは思いますが、ちょっと気が咎めます。
厚真町の早期の復旧を切に願っています。
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