今日は、【コデアルテコ】というグアテマラの民芸雑貨のお店をご紹介します。
コデアルテコとは、中米グアテマラ・キチェ県の小都市コツァルの
戦争未亡人など30名で作った民芸織物製品を製作販売するプロジェクトで、
『Comite Desarrollo Artesanal Cotzalelze』の略ということです。
コツァルは、1960〰1996年まで36年も続いたグアテマラ内戦の
激戦地の一つで、被害者も多く、人々の生活は今も困窮を極めているそうです。
その戦争被害者の女性たちが、自分たちが身につけている唯一の織物技術で、
なんとか収入に結びつけようと立ち上げたのが、コデアルテコなのだそうです。
けれども、コツァルは観光客がほとんど来ないため、せっかくの商品も買い手がありません。
買い手が増えれば、仕事が増えて安定した収入を得られますし、さらにコデアルテコに
参加できることを待ち続ける、多くの女性たちを会に迎え入れることができます。
その【コデアルテコ】の商品を購入販売することで、支援を続けているお店が高知にあるのです。
こちらがオーナーの小谷さんです。
自らグアテマラに赴き、商品を購入していらっしゃいます。
「購入商品を少しでも増やして、販売ルートを少しでも広めて、
ささやかながら、彼女たちの援助をしていきたいと願っています」。
何ともいえない優しい笑顔と同様に、穏やかなお話しぶりにもお人柄が滲みでています。
現地での買い付けの値段交渉も、彼女たちの時給が10円と知ってからは、
言い値で買うようにされたそうです。まさしくフェアトレードを実践されています。
それにしても…キメの細かい、鮮やかな刺繍がほどこされた商品が、こんなに安価で
購入できるということは、利益率はかなり低いのではと…。
渡航費はきっと高いはずですよね。あまりにも良心的なお店です。
お店を始めて4年だそうですが、私はいつごろから行き始めたのかな。
自転車で走行中に、色鮮やかなバッグが目に飛び込んできたことがキッカケでした。
それ以来たまには行ってはいましたが、いつ頃からか、ブログでご紹介したいと思っていました。
今回、その意思を持っていき、これらのことを知りました。そして知ることができて、よかったです。
以前にはなかった商品も並んでいました。
福島復興のエコタワシ(福島県を応援しようとネットで購入され、そのままの値段にて販売とか。
利益ゼロというより、送料などがかかるはず。ということは、はなから赤字で…
)、
岡山の方が片手で作られたという、ストラップ。これを片手で!?ちっちゃくて可愛いのです!
他にも、奥さま手作りの香りのたまご(エッセンシャルオイルの香りのたまご♪)や、
息子さんがトルコで買ってこられたという雑貨など、お店の中は色とりどり、
そしてお店の中は、エッセンシャルオイルのいい香り。改めて、優しさにあふれたお店なのだと思いました。
ちなみに、コーヒーも飲むことができますよ。
これがまた…130円。すべてが良心的すぎるくらいなお店です。
しかも、ち〰ゃんとカップでいただけますよ♪
今日は、お話をお聞きしつつでしたので、2杯いただきました〰。
最近、青いショルダーバッグを買いました。前も後ろも素敵♪
どんな方が作ってくれたのかな。
お話を聞いた今日は、後ろのバッグを買いました♪これは1400円でした…申し訳ないような。
場所は愛宕町1丁目。愛宕病院の東隣り(以前は松田病院)です。
あたご劇場の一本北の大通りに面しています。
〇10〰16時
〇お休み 土・日・祝日
長いブログになりましたが、【コデアルテコ】にぜひ足をお運びくださいませ。
穏やかな小谷さん、または素敵な奥さまがお迎えしてくださいます。
【追記】
名刺をふたついただきました。
ひとつは『グアテマラ民芸雑貨の店コデアルテコ』
もうひとつは『コデアルテコを応援する会』…小谷さん曰く「会員は私ひとりだけですけど」。
ひとりで(もちろんご家族の方はいらっしゃいますが)やってこられたこと…すごい方ですね。
小谷さんのベストの肩にとまる鳥さん。現地の方が「ベストを貸して」と1日で刺繍をしてくれたそうです。
とっても素敵ですよね。それだけ、信頼されているのですね。
どうか、商品が売れますように。もっと仕事がしたいコツァルの女性が生きがいを感じてくれますように。