高齢者福祉 その３

３　「高齢者虐待防止法」　　　　2006年(平成18年)
　　（「高齢者に対する虐待の防止、
　　　　高齢者の擁護者に対する支援等に関する法律」）


高齢者虐待の定義
「高齢者が他者からの不適切な扱いにより、
　権利利益を侵害される状態や、
　生命･健康・生活が損なわれるような状態に置かれること」

高齢者の虐待防止と早期発見・早期対応を主眼に。
家庭内だけでなく、施設・事業所の従事者等による虐待も対象。
市町村を虐待防止の主たる担い手として位置づけ。


高齢者虐待の５類型
・身体的虐待、介護世話の法規・放任（ネグレクト）
　心理的虐待、性的虐待、経済的虐待

施設・事業者等における
身体的拘束禁止規定に反する身体的拘束も、虐待。

＊身体的拘束禁止規定に反する身体的拘束
・「緊急性」「非代替性」「一時性」の例外３原則に
　該当しない身体拘束のこと。
・個人の判断でなく、施設や事業所内に
　権利擁護委員会や身体拘束廃止委員会などを設け、
　検討され、やむを得ないと判断されたときに行われるもの。
・本人と家族に説明して同意を求め、記録に残す。



４　「新オレンジプラン」
　　　（認知症施策推進総合戦略）
　　　2015(平成27)年　1月　発表

目的
「認知症の人の意思が尊重され、
　できる限り住み慣れた地域の良い環境で
　自分らしく暮らし続けることができる社会の実現」

　厚生労働省、内閣官房、内閣府、警察庁、金融庁、
　消費者庁、総務省、法務省、文部科学省、農林水産省、
　経済産業省、国土交通省　の12府省庁をまたいで作られた

7つの視点
①認知症の理解を深めるための普及・啓発の推進
②認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供
③若年性認知症施策の強化
④認知症の人の介護者への支援
⑤認知症の人を含む高齢者に優しい地域づくりの推進
⑥認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、
　介護モデル等の研究開発及びその成果の普及の推進
⑦認知症の人やその家族の視点の重視



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『ボクはまだ若いもん』

若いよね～。

（2015年　９月　夜　撮影）

・・・今も若いよ　(*^^)v