↑ ミヒャエル・エンデ。黒姫童話館のホームページより。ハンサムなおじさまでした。
こんにちは!
朝、外に出ると、まるで高原のように涼やかな空気に包まれました。
夏はどこかに行ってしまい、季節は確実に秋です。
さて、今日は週の頭なので、
ハル文庫の入り口に張り出した「ことば」をご紹介します。
人間が自分のなかの力を認識するきっかけになるのは、
冒険をしてみることでしかありません。
ドイツの児童文学作家のミヒャエル・エンデ氏の言葉です。
ドイツ文学者の子安美知子さんが、ドイツにいるエンデに会いに行き
インタビュー形式の対談が行われました。
それを子安さんご自身がまとめたのが
『エンデと語る 作品・半生・世界観』(朝日新聞社)です。
この言葉はその本のなかで語られたものです。
この言葉に続くのは
「こんなことをして、あとはどうなるかわからない、
それほどの危険にいどんでみてはじめて、
以前には自分でも知らなかった力に気づく。
そしてその力を生かすようになれる。
それは、リスクをおかすことでしか到達しえない認識です。
ほかに道はありません。」
つまり「これをやったらどうなるなるんだろう?」と
ドキドキするようなことに挑戦してはじめて、
今まで知らなかった自分の力に気づくことができるし
その力を使いこなせるようになる、と言っています。
子供たちには、物おじせずに
たとえば、ええっ、ムリと思ったとしても、
だからこそ挑戦してほしいと思います。
いままで経験したことのないこと、
自分の能力を超えたことをやってみないことには、成長はないと思うからです。
子供たちは、ある時、あるいは時々、飛躍しなければなりません。
成長というのは緩やかな坂のようなものではなく
あることをきっかけに、急カーブで伸びていくものです。
大人も同じかもしれませんね。
チャレンジする物事が自分の前に提示されたら、
やってみることです。
違う自分が見つかったら、こんな楽しいことはありませんから。
ということで、今日はミヒャエル・エンデの言葉をご紹介しました。
では、素敵な午後をお過ごしください!!