↑ 「魔法の文学館」のXより拝借。
ハル文庫の高橋です。
冷たい雨の祝日です。
今日はサラさんの記事をお届けしますね。
江戸川区にある「魔法の文学館」のニュースだそうです。
☆
サラ☆です。このブログも、すっかり高橋さんに
おんぶにだっこでお世話になってます。
さて、去年の11月にオープンして、今話題の
「魔法の文学館」に行ってきました。
東西線の葛西駅からバスで行くのですが、
乗っている時間は15分ほど。
でも、見えてきた「魔女の文学館」はテレビで見るより、
ずっと楽しい雰囲気!!
なぎさ公園という広い公園の中にあり、
まず目についたのは、園内を走っているパノラマシャトルです。
↑ ちなみに「あおくん」とピンク色の「はなちゃん」が走っています。
もともとある乗り物だそうですが、何の知識もないまま
出かけて行ったので、目が踊りました。
「魔女の文学館」は小高い丘のてっぺんにある不思議な形の建物。
隈研吾さんの設計でした。
中はこんなふう。
↑ このウサギの耳のイス、正確な数字は覚えてないけど
二桁万円でショップで売っていました。一脚欲しい!
何もかも苺色です。
それから、この時計。どう見ても絵なのに、時計の針が動いて
今の時刻を告げています。不思議!!
トイレにもこんな絵が。
そして、ちようど2階ギャラリーでは企画展「魔女まじょ展」を
開催中でした。
角野栄子さんが世界各地で集めた“魔女人形“のコレクションだそうです。
こんな魔女とか!
これは、企画展に寄せた角野栄子さんのメッセージです。
魔女たちは春を連れてくる
魔女は見える世界と見えない世界の境目にいる人
西欧では魔女はおうちの守り神です。
春にはみんなで魔女になり、春を呼ぶお祭りをします。
魔女人形をキッチンに吊るして飾ります。
キッチンウィッチと呼ばれるこの人形は、
厄除け・魔よけのおまじないです。
なぜ、キッチンに吊るして飾るのでしょう?
それは、お湯を沸かしたり、鍋を火にかけたり、薬草をきざんだり、
暮らしの魔法がある場所だからです。
栄子さんの魔女人形のコレクション
(ドイツ、ポルトガル、オーストラリア、チェコ、ルーマニア、
ブラジル、アメリカ、フランス、フィンランド、スウェーデン、
スイス、アルゼンチン、ペルー、日本)
栄子さんの撮った写真や資料「魔女研究の旅」
(ドイツ、ベルギー、ルーマニア)
つまり、「魔女の文学館」は、思ったよりもずっとずっと楽しいところ。
お母さんやお父さんに読み聞かせをしてもらっている子どもがいたり
自分で本を手に取って、壁の隙間のスペースに座って
夢中になって読む子どもがいたり。
あちこちに仕掛けがあってワクワクしたり。
短い映画が上映されていて、それもまた子どもの世界に
引き込まれてとても楽しいのです。
晴れている日は、窓から外にも出られるみたい。
自由な気分で、全面苺色の建物の中で、
自分の気持ちを夢の詰まった風船みたいに膨らませられる
そんな場所だと思いました。
また、気分が停滞したときなどに行きたい場所。
こんどはカフェレストランで、オムライスを食べましょう。
そんなわけで、気分転換をしたいと思っておられる
児童書好きな方には、ぶらりと行ってみていただきたい
ステキな場所でした。
ぶらりと行くには遠すぎるって?
のんびり、一人旅の気分でいかがでしょう!