久しぶりに、待つ時間があるので、考えてみる。
サラブレッドの究極の上がりタイムは何秒か?
昨年の安田記念の上がり最速は、アーモンドアイの32.4。
アーモンドアイの前走の上がりは32.9。
追っていれば、32.6くらいは出たかもしれないが。
アーモンドアイにしても上がりは32.4。
今回安田記念出走で、
この上がりを出せる馬はいまい。
で、あるならば
アーモンドアイより前で競馬をして、限りなくアーモンドアイより上がりのタイムが近い時計で走らない限り、
勝ちはない。
とするならば、アーモンドアイより後ろにいては必ず負けるという事。
並んでも負けない脚という事は存在せず、前で競馬をして、粘り混まねば勝てる要素はない。
とした時に、上がりタイムで前で折り合える馬は、どれだけいるだろうか。
逃げ、先行して
上がり32秒台を出せる馬。
その要素を持たない限り、勝負にならない。
東京のマイルは、1分30秒台。
少し前では考えられないタイムです。
1000m 58秒台で、あがりが32秒台。
上がり33秒台ならば、1000mは、57秒台です。
まあ普通なら57秒台で行く馬は33秒台は出せません。
ある意味サラブレッドの競争では極限のタイムではないでしょうか。
先行して32秒台を出しうる馬をセレクトしてアーモンドアイの相手とする。
タイプ的には、時計を持っている馬だろう。勝ちを狙って走ると凡走のリスクもある。
安定して31秒台を走れるアーモンドアイと相性のいい馬が、相手となる。
先行して走りきれる馬。
さて?
何頭か頭に浮かぶだろう。
今日の追いきりはたぶんに、馬なりのものが多く、参考にならないだろう。
マイラーにとっては、春の総決算だろうから、どの馬もピークだろう。
当日の気配がやはりものをいう。白熱したレースが見られそうです。
今の無観客、サラブレッドにとっては、とてもいい環境だと思える。
元来、サラブレッドは音に敏感で弱い動物。
いささか、人間が入れ込むのを分かる動物だけに静かにレースをさせてあげたいとは思うが、残念ながらサラブレッドは、経済が絡む。
今のコロナウイルスもそうだが、うまく縮小した経済でもうまく回せている業態もあるが、やはり人間たる生き物は寄り添い、話し、携えあいながら、生きたいもの。
少しでいいので、元の生き方に戻してはくれまいか。
しかし、サラブレッドは静かな方が全力を出しきれる意味からもみな、良いのかもしれませんね。