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映画「名犬ラッシー」を試写会にて鑑賞。

2006-11-05 11:49:30 | Weblog
 昨日は、丸の内の東商ホールにて「名犬ラッシー」の試写会に行ってきました。

 この映画の主役はワンちゃん、なので会場には小さい子供、特に小学生位の女の子が沢山来場している、上映するのも日本語吹き替え版。

 映画の話は、イギリス・ヨークシャーの小さな炭鉱で両親と暮らす9歳の少年ジョーと、美しい毛並みのコリー犬ラッシーは大の親友。しかし、ジョーの父親が働く炭鉱が閉鎖し、生活に困った両親がラッシーを裕福なラドリング公爵に売ってしまったことで、“ひとりと一匹”は離れ離れになってしまう。何度も脱走しては戻ってくるラッシーを、身を引き裂かれる想いで公爵に返すジョー。やがてラッシーは遠く離れたスコットランドのお城へと連れて行かれてしまう…。

 誰でも知っている「名犬ラッシー」、しかし改めて思い起こしても過去に見た記憶が無い、まるっきりの新作扱いで鑑賞したのだが、思っていたより話はシリアス、7月に公開した「ハイジ」もシリアスだった、もっと楽しい話を想像していたのに、こんな話だったとは・・・。

 先日見た「フラガール」に続いての炭鉱の閉山から始まる暗い展開、公爵の孫娘に気に入られたラッシーは公爵家に売られてしまうのだが、公爵の役が「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥール、すっかりヨボヨボの爺さんになってしまったけど目に力がある、あの「青い瞳」は今も健在である。

 出てくる登場人物も善悪がハッキリしていて、展開も予定調和的で少し物足りなさを感じつつ、逆に言うと誰が見ても楽しめる作りになっていてファミリー映画としては、もってこいの作品。

 しかし見るべき点は撮影が良い、遠く離れたスコットランドから、故郷ヨークシャーまで800キロのラッシーの旅はちょっとしたロードムービー。

 様々な人々との交流を描きながら、大自然をバックに走るラッシーを空撮した映像はパノラマ的な立体感で映画館の大画面に映える。

 今年は「ハイジ」が映画化され、「ラッシー」の映画化、さらには「ラブいぬ ベンジー ばじめての冒険」という変な邦題で復活した「ベンジー」シリーズなど良質なファミリー映画が豊作な一年だったのでは。

 監督は「フェアリーテイル」のチャールズ・スターリッジ。

 日本語吹き替え版の主題歌を、元プリンセス・プリンセスの岸谷香。

 ピーター・オトゥールの吹き替えを「サザエさん」の波平、「スターウォーズ」のヨーダ役でお馴染みの永井一郎が担当している。

 12月23日より東劇他にて公開、家族みんなで楽しめます。
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過去に製作された「名犬ラッシー」のDVDを紹介。
名犬ラッシー/家路(期間限定) BHP-65724名犬ラッシー/家路(期間限定) BHP-65724名犬ラッシー/ラッシーの息子(期間限定) BHP-66910名犬ラッシー/ラッシーの息子(期間限定) BHP-66910名犬ラッシー/ラッシーの勇気(期間限定) BHP-66930名犬ラッシー/ラッシーの勇気(期間限定) BHP-66930名犬ラッシー(期間限定) PHLG-103624名犬ラッシー(期間限定) PHLG-103624